2024.11.13 日本代表×オーストラリア代表@バンテリンドームナゴヤ(プレミア12)
豪 000 003 000│3
日 111 200 13X│9
代表戦は何度か観戦したことがあるが、ほとんどが強化試合の類の試合であり、本戦を観戦するのは、記憶が確かなら第1回WBC以来。あれはもう約20年も前のことなのか。
先発は巨人井上。開幕第一戦を任せられるほどの投手に成長したのかと思うと、ファンとしては誇らしい。この試合に投げた投手は、中4日でオープニングラウンドの最終戦に投げ、その後は中5日で決勝に投げられるので、唯一大会期間中に3試合先発できる可能性がある。井上はそんな大車輪の活躍を見せることができるのか。
スコアを見ると日本の大勝だし、実際、13安打を放ったので打線活発のようにも見えるが、自分としては今大会の優勝は厳しいと感じた。というのも、スモールベースボールと言えば聞こえはいいが、とにかく打線に迫力が無い。この日の13安打のうち、長打は二塁打3本あっただけ。しかも3本とも、たまたま飛んだコースが良かっただけで、外野の頭を越してないので、いかにもパワー不足。本来、世代を代表すべく若き大砲たちが軒並み出場辞退したので仕方ない面はあるが、この打線では強豪相手に点を取ることは難しそう。
一方で、オーストラリアの得点は全てホームランによるもので、ここ一番での怖さがあるチームだと感じた。そんな魅力ある打者がいるオーストラリアチームだが、気になったのは投手起用で、この日は完全にブルペンゲーム仕様。とにかくちょっと打たれたらすぐ交代で、登板した投手はなんと12人。別にルール違反ではないので問題は無いのだが、これだけ投手交代が多いと、見ている方としては間延びするし、世界大会という冠がついた大会での投手起用では無いように感じられた。