プロ野球の交流戦が始まった。初日の今日は悪天候にもかかわらずどの球場でも熱戦が繰り広げられ、大いに盛り上がった。しかし、これが本当にあるべき姿なのだろうか?
交流戦はホーム3試合ビジター3試合の総当りのため、各チーム36試合も行われる。これは、パ・リーグのチームにとっては、年間の試合数の26%も占めることになり、ペナントレースを大きく左右する試合数であると言える。それは、もはや1リーグ制と等しいのではないだろうか?
従来では見ることができなかった夢の対戦が実現されるのが交流戦のいいところだが、実現してしまえば夢が夢でなくなってしまい、新鮮味が薄れることにより、オールスターや日本シリーズでこれまで感じていた特別感を、あまり感じることができなくなってしまう。
プロ野球界全体の発展を考えると、「夢の実現」と「オールスター・日本シリーズにおける特別感」のバランスを考慮したうえでの交流戦の試合数設定が大事だと思うのだが、その答えがホーム3試合ビジター3試合とはとても思えない。せいぜいホーム1試合ビジター1試合の総当りで各チーム12試合程度ではないだろうか?現行のような試合数では、どうも1リーグ制移行のための布石としか思えないのだ。
来シーズン以降も交流戦があるのだとしたら、試合数については見直すことを、強く望む。
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