先日、送られてきた連盟のOB会会報に、卒盟して間もない若手OBから、コロナ禍において技術伝承がされないことを気にして、こんな文章が送られてきた。
実を言うと大学のサークル文化はもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。2,3年後にコロナ以前の大学を知る学生は全員卒業します。それが終わりの合図です。
程なく大きめのサークルすら消滅するので気をつけて。
それがやんだら、少しだけ間を置いて新たな若者文化が始まります。
確かに、そうかも知れない。
会社は、コロナ以前の企業体を知っている人が山のように居るので、喉元過ぎれば、で、コロナ禍が過ぎれば程なくして元の日々が戻ってくるだろう。ニューノーマルとか言われているが、うちの会社だって、徐々に以前のような集合会議&終了後の懇親会という文化が確実に戻ってきているので、間違いなく遠くない将来に元の日々に戻ると思う。
ただ、この若手OBが言うように、大学サークルはそうはいかないんだと思う。何故ならコロナ以前の文化を知る人が、大学生には居なくなるから。誰も知らない文化なので、続けようがない。
この若手OBは、この文章を引き合いに出して、だからこそ、文化継承のためにOB達の支援が必要だと訴えたのだが、多分、どんな支援をしたところで、この大きな動きは止まらないだろう。連盟も解散してしまうかも知れない。
学生時代の情熱の大半は連盟に注いだし、人脈とかも含めて、今の自分のほとんどは連盟時代に作られたと言っても過言では無いので、そんな連盟が無くなるかも知れないとなると、寂しくて仕方ないし、何とかしたい気持ちはあるが、これもまた時代と言うものだろう。