2005年6月12日日曜日

2005年ブレイクアーティストの動向

 今年は例年以上にたくさんのアーティストがブレイクを果たしている。それは同時にたくさんの一発屋予備軍を生んでいることにもなる。そこで、今回は彼らの現状をまとめ、今後の動向を占いたい。

 昨年リリースのデビュー曲「ツバサ」がじわじわとチャートを上昇し、春にブレイクを果たしたのは「アンダーグラフ」だ。PVに長澤まさみが出演したことも話題になった。彼らは既に2ndシングル「君の声」を4月20日にリリースし、スマッシュヒットを記録している。「ツバサ」ほどのインパクトは無かったが、6月15日には1stアルバム「ゼロへの調和」のリリースが予定されており、このチャートアクション次第では、トップアーティストとして定着できそうだ。

 デビュー曲「未来の地図」がフジテレビ系バラエティあいのりの主題歌になり大ブレイクを果たしたのは「Mi」だ。6月22日リリース予定の2ndシングル「オレンジ色のココロ」は1stに引き続きアッパーなロックチューンで、2作連続のヒットが期待できる。あいのりでデビューといえば「I WiSH」だが、彼女らはグループとしては尻つぼみだった印象があるので、悪いジンクスを打ち破ってもらいたい。

 3rdシングル「NO MORE CRY」が日本テレビ系ドラマの主題歌となり大ブレイクしたのは「D-51」。その後リリースしたアルバム「ONENESS」は伸び悩んだが、avexの夏のイベント「a-nation」へのゲスト出演を決めるなど、精力的に活動中だ。7月6日には待望の4th「ハイビスカス」がリリースされるので、動向に注目だ。

 デビュー曲「feel my soul」がいきなり月9主題歌になりブレイクしたのは「YUI」だ。あぐらをかいて演奏する独特なスタイルも印象的な彼女は6月22日に2nd「Tomorrow's way」をリリース。彼女独特の声で聴かせるバラードナンバーで、映画の主題歌になっていることから、今作もヒットが期待できる。

 デビュー曲「PRIDE」がガンダムの主題歌となり大ブレイクを果たしたのは、ハイカラこと「HIGH and MIGHTY COLOR」。彼女らは4月20日にインディーズ時代から人気の高かった「OVER」をリリース。「PRIDE」と同様、アッパーなノリノリチューンでヒットが期待されたがチャートでは奮わなかった。そして、6月22日には3rd「RUN☆RUN☆RUN」をリリース予定。夏にピッタリナンバーで、今後を占うという意味でも、早くもこの曲で正念場を迎えると言っても過言ではないだろう。ガンダム主題歌でデビューしたこともあり、アニメソングを歌っているというイメージが強いので、そのイメージを払拭し、新たなイメージを市場に浸透させることができれば、一発屋にならずにトップアーティストへと駆け上がっていくことができるだろう。

 ハイカラと同様にガンダムの主題歌「僕たちの行方」でデビューすると、初登場でオリコン1位という衝撃的な結果を残したのは「高橋瞳」。8月10日には2nd(タイトル未定)が発売予定ということもあり、彼女にもハイカラと同様、早くガンダムのイメージを払拭することを期待したい。

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