2025年6月5日木曜日

長嶋茂雄、永遠に

 長嶋茂雄氏が3日に亡くなった。

 年齢も年齢と言うことで、ここ最近は姿を見せる時も元気そうとは言えない状況だったので、この日を迎えるのもそれほど遠くはないのだろうと思ってはいたが、それでも訃報に直面すると悲しい。

 自分自身、長嶋の現役時代は知らない。それでもそのスーパースターぶりは感じていた。「巨人・大鵬・卵焼き」と言えば有名なフレーズだが、巨人をここまでの存在に昇華させたのは間違いなく長嶋茂雄氏だし、多様化した現代において、もう長嶋のようなスーパースターは絶対に出てこないと思う。長嶋はプロ野球そのものだし、プロ野球とは長嶋のことと言っても言い過ぎではないほどの存在だったのだから。

 今、自分がプロ野球の大ファンであり、初対面の人と打ち解けるための方法として野球の会話で盛り上がることも少なくない。野球が自分の生活の一部として成立しているのも、長嶋がプロ野球を国民的関心事に引き上げてくれたからであり、そういう意味では今の自分があるのも長嶋のおかげと言っても過言ではないと思う。

 そんな長嶋が逝ってしまった。プロ野球の究極を体現している長嶋を球界は失ってしまい、どこに向かって行けばいいのか。おそらく、これからも長嶋に向かって行けばいいんだと思う。長嶋が目指したプロ野球の理想像は、多くの野球関係者の心に刻まれているはずだし、それを忘れずにいれば、プロ野球はこれからも発展し続けると思う。

 長嶋さん、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い致します。 

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