2014年9月27日土曜日

巨人優勝(V3)

 昨晩、巨人が優勝した。これで3連覇。ファンとしてはもちろん嬉しい。一年間戦っての結果なので、どのタイトルよりもリーグ優勝が一番誇らしいと思う。

 思えば、今年の優勝は不思議な優勝である。枢軸と呼ばれる坂本、長野、阿部、村田はほぼフル出場したが、坂本と長野はそこそこの数字は残したものの打率3割には届かず、阿部と村田は.250程度と絶不調。打点は70打点にすら誰も届かず、年間を通じて活躍した選手は居なかった。

 強いて言えば、前半は橋本とアンダーソンが引っ張り、交流戦になると亀井が快打を連発、そして、中盤は高橋由と井端のベテランコンビが試合を決める一打を連発した。そんな層の厚さで何とか粘り勝ちができたのだと思う。

 投手陣もピリッとしなかった。唯一ローテーションを守り通した杉内は10勝するのがやっとで、かつての圧倒的なピッチングは影を潜めた。その圧倒的なピッチングを見せた菅野はオールスター明けの肝心なところで1ヶ月以上戦線離脱してしまい、ペナントを混戦にもつれ込ませてしまった。中盤は小山が安定したピッチングを見せ、終盤はエース内海が復調したが、ともにシーズンを通した活躍とは言い難く、先発の柱は確立しないままだった。

 一方、リリーフ陣を見ても、昨シーズンチームを支えたスコット鉄太郎こと、マシソン、山口、西村は、まずまずのピッチングを見せたが、2点台後半から3点台という防御率が示すとおり、痛打を浴びるケースも目立ち、お世辞にも安心して見ていられるピッチングとは言えるものではなかった。

 それでも優勝してしまうのだから、今年の巨人のチームとしての総合力は凄いと思う。でも、今年のような戦い方では、V4は望めないだろう。強いチームにはMVP級の活躍をする柱が必要だ。

 キーマンは坂本だと思う。枢軸の中では唯一の20代。レギュラー獲得して今年で7年と言うことで、名実ともに押しも押されもせぬ中心選手ではあるが、3割打ったのは僅か2回。ホームラン20本越えも1回で、残している数字は意外と平凡なものである。持っている力からすると、まだまだこんなもんではないと思うので、もうワンランクレベルアップして、打率は.330、ホームラン20本をコンスタントに残せる選手を目指して欲しいし、そうなった時には巨人の強さが更に強固なものになると思う。

2 件のコメント:

  1. おめでとうございます!

    なにはともあれ、ジャイアンツ優勝おめでとうです



    今年は他の5球団が順番に自滅していった感が強いんだけど、結果ジャイアンツは1人コケなかったということで、地力があったのかなと。



    ドラもそうだけど、Gも世代交代の必要性を強く感じたシーズンだった感じもします。



    まずは、しょうもない制度のCSは勝ち抜いてもらって、パ・リーグ優勝チームとの頂上決戦を楽しみにしてます。

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  2. Unknown

    >hiroshiさま

     メッセージありがとうございます。確かに他の球団が自滅した印象はありますね。8月頃にタイガースやカープが首位に迫ってきたときも、多分抜かれないだろうという妙な安心感がありましたし。



     ドラゴンズは世代交代が急務ですが、巨人は微妙だと思っています。阿部を除けば、主力は30代前半なので、もう一花咲かせて欲しいですし、それができると思うのですが・・・。

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