2015.8.16 中日×巨人@ナゴヤドーム
G 010 000 100│2
D 000 102 00X│3
いつ振りなのか思い出せないぐらい久しぶりの名古屋での巨人戦。前日までのテレビ中継を観てて、空席が目立ったので、観戦に行くことになったのだが、考えてみればお盆のこの時期の中日×巨人戦は昔からのお決まりのカード。子どもの頃から、必ずこの時期にこのカードが組まれていたように記憶しているが、当然、かつては夏休みの巨人戦ということでチケットなんて取れるわけがない。それが今や当日券で行けるとは、隔世の感。それでも名古屋出身の巨人ファンとしては、どのカードよりも一番観たいカードであることに変わりない。
先発は若松と大竹。両者ともピリッとせず、それでも何とか最小失点に抑える形で、試合時間は、スコアの割には長い感じで序盤が進む。
最初の見せ場は4回ウラ。同点に追いついた後に打席に入った和田がライト前にヒットを放つと、これが中日に来てから1,000本目のヒット。これで両リーグ1,000本安打達成。過去、大杉、落合しか達成していないレアな記録。試合後のインタビューで素直に喜んで良いのか微妙な記録だと言っていたが、36歳でFA移籍して、そこから1,000本もヒットを重ねたのだから、これは本当に素晴らしい。
試合は進み、7回表。勝ち越した中日は浅尾を投入する。かつての圧倒的な力は消え、ケガでボロボロの浅尾ということで、もう選手として投げる姿を見られるチャンスもそんなに多くないのではと思っていたので、その姿を目に焼き付けさせてもらった。
球場のファンの多くが同じようなことを感じていたのか、浅尾の登板時と降板時には、とても大きな拍手が沸き起こった。ちなみに、3人の打者と対戦し、センター前ヒット、ピッチャーライナー、四球という結果。ピッチャーライナーでゲッツーを取れたので、アウト2つ稼いだ形だが、どれもしっかりとらえられており、力の衰えは感じざるを得なかった。
そして問題の9回表。1点差を追いかける巨人は無死2,3塁の決定的なチャンスを迎える。同点はもちろん、逆転も狙える場面。迎えたバッター橋本の打球はファーストゴロ。3塁ランナー鈴木は三本間に挟まれるも、多少は粘ったので、橋本が2塁まで進めば1死2,3塁となり、チャンスは継続される場面だが、何を思ったか、3塁に到達していた立岡が2塁に戻ろうとして、鈴木ともどもタッチアウト。巨人ファンからは大きなため息が。
この場面、2塁ランナーは3塁に到達し、あとは何もしないのがセオリー。三本間に挟まれた鈴木がアウトになれば、立岡は3塁ランナーとして残るし、鈴木がサードに戻ってこれれば、優先権は先のランナーである鈴木にあるので、立岡がタッチされた時点で立岡がアウト。ただこの場合は鈴木がサードに戻っていることが前提なので、鈴木が3塁ランナーとして残れる。こんなの野球における走塁のルールの基本中の基本。挟殺プレーは何度も練習しているはずなのに、何故こんなミスをするのか。
そういえば、今年はシーズン序盤にインフィールドフライ絡みで、致命的なミスをして負けた試合があった。もう一度、ルールを徹底的に勉強しなおさないと、勝てる試合も勝てません。
あと、中日の桂選手の登場曲がDaryl Hallの「Dream Time」という曲なのだが、これがZARDの「負けないで」に似すぎててビックリした。ちなみに「Dream Time」の方がリリースは古い。