2020年1月12日日曜日

最近の音楽ランキングに違和感が

 音楽ランキングと言えば、基本的にはCDセールスが元データになっているものだが、徐々にCDが売れない世の中になってきて、セールスランキングだけでは真のヒット曲が見えなくなると思い始めたのが十数年前。2007年からは、このブログでのMSVランキングは独自に集計した総合ランキング形式にて発表していた。

 その総合ランキング形式が世の中にもどんどん広まっていき、2008年にはBillboard JAPANがサービスを開始すると、ランキング番組の老舗中の老舗であるCDTVも2017年からは総合ランキング方式に変更。世の中的に真のヒット曲を総合的に見る見方が定着してきたと判断して、2017年からはMSVランキングも独自集計方式をやめて、Billboard JAPANのランキングを全面的に参考にする方式に変更した。

 ところが、このBillboard JAPANのランキングにも、ちょっと偏りがあるのではないかと最近思い始めている。ちなみに、最新のランキング(1月13日付け)の1位はOfficial髭男dismの「Pretender」で、これで4週連続の1位。確かにいい曲だし、昨年ヒットしたが、直近で4週連続1位になる程、最近でも大ヒットを飛ばし続けているかと言うと、そこには少々の違和感が。

 連続1位を牽引している要素は、圧倒的に強い、ストリーミング再生数、動画再生数、カラオケ回数。あとは要素別で1位ではないが、上位をキープしているデジタルセールス。うむ、要素としては間違ってないと思うけど、重み付けの関係で、結果的に違和感を感じるランキングになっているのかな。

 こうなってくると、違和感を感じないような新しい独自集計方式を考えたくなるのだが、なかなか考え付かないんですよね。かつて独自集計していた頃よりも、更にヒット曲の定義が複雑化してきてて、片手間ではデータを収集するのも簡単ではなくなってきているし。

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