2020.8.12 兵庫ブルーサンダース×和歌山ファイティングバーズ@三木防災公園野球場
和歌山 000 010 100│2
兵庫 100 003 20X│6
野球観戦に飢える今シーズン。プロ野球のチケットは入手困難なので、関西独立リーグの試合に行ってきた。場所は、兵庫県の三木防災公園野球場。ん?防災?どういうことだろう。もしかして、震災の時に仮設住宅を建てた場所ってことなのかな?
ということで、こんな球場。観客席もあるが、外野の芝生部分と駐車場に境目が無いので、無料で観戦できた。
まず驚いたのが、アンパイアが球審と一塁塁審の二人だけと言うこと。以前にも関西独立リーグの試合は観戦に行ったことがあるのだが、その時もこんなんだったかな。ランナーが出ると、二塁付近に移動してジャッジしたりと、かなり一塁塁審は大変そうだった。この日はライン際の際どい打球が無かったのだが、特に3塁線に飛んだ場合、正確にジャッジできるのかな。
で、試合。久しぶりの生観戦だったせいなのか、投手の球速が妙に遅く感じた。多分、130キロ台前半くらい。感じた通りのスピードしか出ていないのだとしたら、このリーグからプロ野球にドラフトで指名されるのは、ちょっと難しいだろう。
ただ、意外と両チームとも打てずに緊迫の投手戦。5回を終わった時点で1-1だった。
試合が大きく動いたのが6回ウラ。和歌山先発の河合は、突然、この回に捕まり、3者連続で早いカウントから良いスイングをされ、いずれも鋭い打球。1人はセンターの好守備もあり、センターフライに倒れたが、1死1,2塁のピンチ。勝負にこだわるのであれば、ここで交代だったと思う。実際に、この場面でベンチからマウンドにコーチらしき人が出てきたが、この場面で交代は無かった。
河合は、続く打者をストレートのフォアボールで歩かせ、1死満塁とピンチを拡大すると、その後、連打を浴び、3点を失った。結局、この回は河合が投げ切り、次の回からピッチャーが交代。これって、おそらく勝負にこだわっているのではなく、投手の育成に重点を置いているからこその采配なのだろう。
独立リーグにおける野球感を垣間見たような気がする、そんな試合だった。