2024年11月4日月曜日

これでいいのか?ポストシーズン

 今年のプロ野球はDeNAの日本一で幕を下ろした。

 今年のセ・リーグ各チームを振り返ると、前半戦強かった広島、勝負の9月に猛烈な追い上げを見せた阪神、シーズン通して平均的に強かった巨人、10月だけ強かったDeNAという印象だが、歴史に残るのはDeNAの日本一という事実のみ。本当にこれで良いのだろうか?

 かつてのポストシーズンは日本シリーズのみであり、両リーグの勝者同士が真の王者を競い合う選手ファーストのものだったように思える。それが、世界各国におけるプロスポーツのポストシーズン拡大化の傾向もあってか、敗者復活戦のようなクライマックスシリーズが始まると、これが大きな収益を生み、オーナーの懐を潤すようになったので、もうこの流れは止められない。いわば、オーナーファーストと言ったところか。

 ただ、このオーナー達の懐を潤しているのはファンがお金を出すからであり、ファンは望んでいないことにお金は出さないので、オーナーファーストと言うのはファンファーストとも言えると思う。一人のファンである自分は、反対論者だけどね。アマチュアスポーツなら選手ファーストであるべきだが、プロスポーツならファンファーストであるべきだろうし、であれば今のポストシーズンは一つの正解と言えるのかも知れない。

 しかし、冒頭にも書いたとおり、本当にこの結果で、選手やファンは納得しているのかな。プロ野球のあるべき姿は本当にこれなんだろうか?今こそ、プロ野球としての理想形ファーストで制度を見直す時なのでは無いだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿