日本のグラミー賞を目指すという謳い文句で立ち上がったMUSIC AWARD JAPAN。今更、新しい音楽賞を設立する意味があるのかと、少々懐疑的に見ていたのだが、ビックリするぐらい盛り上がったし、ビックリするぐらい注目されたし、ビックリするぐらい大成功に終わった。
各種メディアの巻き込み方が上手だったと思うし、NHKで生放送するなど、プロモーション戦略に長けていたのも大成功の要因だと思う。これは本当に日本のグラミーに成長するかも。
ただ、この手の賞レースを5月にやるのは違和感がありますね。年内にやるのは無理だと思うけど、本家グラミーのように、少なくとも年度内にはできないものだろうか。日本の慣習上、年度内ならまだまだ前年の空気が残っているが、4月を超えるとどうしても新しい年の空気になってしまうので。
もう一つ気になったのは、本当にこのスケール感の式典を毎年できるのかということ。今回、第1回ということもあってか、オープニングムービーから、出演者、受賞者まで、何から何まで凄すぎて、とてもじゃないけど毎年このクオリティの式典を開催できるとは思えない。でも、来年スケールダウンしてしまうと、先細り感が出てしまいイベントとしての存在感が小さくなっていってしまうので、本当に日本のグラミーを目指すなら来年は少なくとも今年と同等か、本来ならそれ以上のものが求められる。
第1回が凄すぎたが故に、今後、この賞が日本音楽界に定着していくための来年へのハードルが、とてつもなく高くなったように思える。
0 件のコメント:
コメントを投稿