何と表現するべきか、難しい映画だった。
これはSFなのか、それともホラーか。話の軸としては、欲望に流されて逆らえない人間の心情をめちゃくちゃ分かりやすく描いたエンターテイメントムービーでもあり、この辺りはさすがアメリカハリウッド映画。分かりやすいことが高いエンターテイメント性に直結するのだと、自分の中での答えが見付かった。
得るものがあれば失うものもある。そのことを分かりやすく表現した映画だと思ったし、この物語では、これ以上失うことが無いように思いとどまれるタイミングが幾つも存在し、そこで思いとどまるのかと思ったのだが、主人公は欲望に流されていった。その点も分かりやすさに繋がったと思うし、だからこそ得るものがあれば対価を失うのだとはっきりと描くことができたんだと思う。
アカデミーノミネート作でもあったが、賞を獲る作品としてはちょっとグロテスクすぎたかな。それが戴冠できなかった理由かも知れない。
(ストーリー:公式サイトより)
元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え、容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療<サブスタンス>に手を出した。
接種するや、エリザベスの背を破り脱皮するかの如く現れたのは若く美しい、“エリザベス”の上位互換“スー”。抜群のルックスと、エリザベスの経験を持つ新たなスターの登場に色めき立つテレビ業界。スーは一足飛びに、スターダムへと駆け上がる。
一つの精神をシェアする存在であるエリザベスとスーは、それぞれの生命とコンディションを維持するために、一週毎に入れ替わらなければならないのだが、スーがタイムシェアリングのルールを破りはじめ―。
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