2016年1月2日土曜日

紅白歌合戦のトリについて考えてみる

 昨年も例年通り、紅白歌合戦で一年を締めくくった。そのトリは、近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」と、松田聖子の「赤いスイートピー」。紅白のトリにしては重みが無く、懐メロ感も強く、かなりの物足りなさを感じたが、ちょっと見方を変えてみるとどうだろう。

 50代のベテラン歌手が、紅白歌合戦のトリとして、デビュー直後のヒット曲を歌う。これだけ見ると、まあまあ普通だし、それなりの貫禄を感じる。

 例えば、石川さゆりは、53歳の当時、デビュー4年目に発表した「津軽海峡・冬景色」で、トリを飾っている。これについては、何の疑問を抱くことも無いだろう。

 ということで、昨年の紅白も、トリに相応しい歌手が相応しい曲で飾ったと解釈できるのではなかろうか。そんなことを感じた今回の紅白歌合戦だった。

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