2016年4月24日日曜日

シネマレビュー 「レヴェナント」

 アカデミー作品は観ることにしているので、レヴェナントを観に行ってきた。

 ディカプリオが、ほとんどセリフがない役でオスカーを取ったという触れ込みどおり、一人冬の山中に置き去りにされたディカプリオ演じるヒュー・グラスの「生」と「復讐」への執念は、観るものを圧倒させる。次々とやってくる大自然の脅威と、先住民の襲撃に何度も危機一髪の場面を迎えるが、執念で乗り越える主人公。その圧倒的な映像のため、156分という上映時間を感じさせなかった。

 ただ、この手の、アメリカの先住民が登場するストーリーは、アメリカの歴史理解があると、更なる深みを感じ取ることができそうな気がして、そこがちょっと惜しかった。アメリカの歴史は一応、それなりには勉強したはずだが、細かいところはもう忘れてますしね。

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