2016年8月19日金曜日

CDレビュー 西野カナ「Just LOVE」

 西野カナのニューアルバムが先月リリースされた。

 デビュー8年目で6枚目のアルバム。この人の凄いところは、8年目にして、まだまだ勢いが加速しているところだと思う。

 特に、2014年の「Darling」で新境地に到達した印象で、この路線で昨年も「トリセツ」をヒットさせた。その「トリセツ」が収録されているのが今作である。

 どこかコミカルでリアルな歌詞が印象的な最近の彼女。その流れを汲んでいるのが今作のリードトラックであるM2「Have a nice day」。M3「You & Me」も同様か。

 もちろん、少し前までの彼女の代名詞だったバラードのM12「Set me free」や、デビュー当時を思い起こさせライブで盛り上がれそうなM10「Holiday」など、彼女の音楽の幅の広さが、一枚に凝縮されている。

 色んなタイプの曲が収録されていて、どんどん新しい表情を見せてくれる。その様子が詰め込まれているからこそ、まだまだ勢いが止まらないということを印象付けてくれる。そんなアルバムに仕上がっている。

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