2017年5月29日月曜日

MLBのトランザクション読み取り日記2

 前回の「MLBにおけるトレードに関する謎」に引き続き、MLBのトランザクションネタ。基本的に、40人枠への出入りを中心にチェックしている。

 マイナー契約の選手を40人枠に登録するためには、メジャー契約(select the contract)する必要があると理解しているのだが、まれにこの記述が無いのにroster入りしている選手が居る。例えば、ブルージェイズのMike Bolsinger投手。Transactionsでの記載はこんな感じ。

4/6/2017 Toronto Blue Jays sent RHP Mike Bolsinger outright to Buffalo Bisons.
5/9/2017 Toronto Blue Jays recalled Mike Bolsinger from Buffalo Bisons.

 4月6日に40人枠を外れる(outright)形で、傘下のBuffalo Bisonsへ降格しているが、5月9日にはブルージェイズにメジャー契約に関する記述は無いまま再昇格(recalled)している。

 似たようなケースが、マーリンズのVance Worley投手にも。

4/4/2017 Miami Marlins signed free agent RHP Vance Worley to a minor league contract.
5/20/2017 Miami Marlins recalled Vance Worley from Batavia Muckdogs.

 4月4日にマイナー契約で入団すると、5月20日にはマーリンズに再昇格。この間、メジャー契約に関する記述は無い。

 recalledは、40人枠に登録されている選手が、25人枠に登録(再登録)される時に一般的に使われる表現だと理解していたので、40人枠への出入りを中心にチェックする際は、無視しても良い記述だと思っていたのだが、どうやらこういった例外もある模様。もっと研究する必要があるようだ。

2 件のコメント:

  1. Unknown

    例えばボルシンガーだと戦力外後、多分ウェーバー公示されて居ると思うんだけど(Transactionに記述は無い場合もあり)、ウェーバー中に他チームから獲得の意思(claim)が無ければ、トレード、マイナー降格、自由契約のどれかになって、ボルシンガーは多分マイナー(3Aバッファロー)降格になった筈。

    そのままTORのマイナーで契約が続いて居れば、callupも出来る訳で。

    詳しくはwikiで

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E5%85%AC%E7%A4%BA

    確認すると分かり易いかなぁ、と。

    あ、後recalledはロースター以外からの昇格でも使いますよー。ただ、その場合、だれかが40人ロースターから外れてますけどね(汗

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  2. なるほど

    >いかりやさん

    なるほど。recalledはロースター以外からの昇格でも使うんですねー。MLBは奥深いなぁ。



    情報、ありがとです。

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