2017年6月24日土曜日

セ・リーグDH制導入議論に異論

 既にリーグ戦が再開されているが、今年の交流戦を振り返る。

 今年は、パ・リーグが56勝51敗1分で5つの勝ち越し。今年もパ・リーグが勝ち越したのだが、最終日まで勝ち越しが決まらず、例年よりは競った展開となった。それでも負け越したことには変わらず、相変わらず、リーグ格差についての論調が止まらない。今年見た記事の中には、MLBの交流戦の事案もあった。それによると、MLBでもDH制のアメリカン・リーグが、交流戦では大勝しているとのこと。

 DH制では、打者としては一人分出場機会が多く、投手としては投手が打席に立たない分、ピッチングに気を抜けず、また、打席の巡り合せによる交代が無いため、長いイニングを投げられるので、打者・投手ともに、より力が付くというのが主な論調であり、このことから、球界全体のレベルアップのためにも、セ・リーグもDH制を導入すべきという主張が、後を絶たない。

 否。

 野球は、9人でやるスポーツですよ。その大原則があったうえで、DH制の野球も存在するのはアリだと思うが、日本野球界の最高峰であるNPBにおいて、野球のあるべき姿である9人制の野球が無くなるなんてことは、あってはならないと思う。

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