2018年2月26日月曜日

九十歳。何がめでたい

 基本的に読書家では無いが、基本的にミーハーなので、大ベストセラーと言われる本は手に取ることが多い。ということで、出張の長時間移動のお供としてテレビCMでもお馴染みの「九十歳。何がめでたい」を購入した。どんな内容の本なのかも、全く知らなかったが、話題の本ということだけで買ってみるのはミーハーの性分である。

 ということで読んでみたのだが、とにかくとっても面白い。そして、とっても痛快。

 内容としては、タイトル通り90歳を超えた著者の、雑誌の連載記事を一冊にした本であり、様々な日常やニュースを著者の昭和的な視点でバッサリと切り捨てる、痛快エッセイ集。例えば、スマホについては、何でも手元で答えを探せるので、自分で考えたり記憶したりしなくなり、結果的に人はみんなアホになると一刀両断。読んでて気持ちいいし、思わず声に出して笑いそうになるし、それでいてどことなく物事の本質をついていて考えさせられたりもする。

 でも、これを面白いと感じるってことは、僕も”イマドキの若者”ではなくて”年配者”の部類に近付いているってことなのかな。実際にアラフォーだからそうなんだけど。

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