2005年7月21日木曜日

新しい環境に慣れる話

 僕は名古屋近郊に生まれ育った。しかし、社会人になってからというもの、転勤が多い会社に入社したということもあり、浜松、大阪、東京と転居を繰り返している。

 その中で、自分の性質で幾つか気付いたことがある。一つ目は、転居直後は必ずそれよりも前に住んでいた土地の方が良かったと感じるということだ。これは、過去の転居において必ず感じたことだ。名古屋人は保守的だとよく言われるが、僕も多分にもれず保守的な人間だということだろうか。

 もう一つは、新しい土地のことを好きになるのに、約2年かかるということだ。過去の浜松や大阪ではいずれもちょうど2年ぐらいでその街での生活に慣れ、街のいいところに気付き始めていた。しかし、既に東京での暮らしも2年が過ぎようとしているのに、一向に東京のことを好きになれない。いや、それどころか、むしろどんどん嫌いになっている自分がいる。

 東京は、僕にとってよほど住みにくい街なのか、それとも、年をとるにつれ僕の適応能力が鈍ってきているのか。理由はよくわからないが、とにかくどうにも東京という街は好きになれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿