2006年5月4日木曜日

GW雑記

 元々大した予定も無かった今年のGW。それに加え、風邪をひいたものだから、ますますどこにも出掛けることもできず、かなりどうしようもない状況へ陥っている。しょうがないので、何をしようか考えた挙句、これまでに買い溜めたDVDを観ることにした。対象作品は3本だ。

 1本目は倉木麻衣のライブDVD「Mai Kuraki Live Tour 2006 LIKE A FUSE OF LOVE」だ。このライブは僕は観に行ったものだが、DVDを観ていてその時の興奮が鮮やかによみがえってきた。以前に倖田來未のベスト版のレビューでも書いたのだが、やはりライブDVDはいい。興奮が伝わってくるし、そのミュージシャンのライブに行きたくなる効果がある。そして、ライブに行けば、そのミュージシャンのファンになりがちだ。僕自身、有料無料あわせると過去に数十組のライブに行ったことがあるのだが、行った後に行く前と比較して、好きになれなかったミュージシャンは、たった一組だけである。それだけ、ライブには観衆を魅了するものがあるのだろう。(ちなみに、初めて自分から行ったライブはラジオの公開録音で観た、伝説のロッカー池田貴族率いる「remote」、そして、「THE SHAMROCK」、「LINDBERG」のライブだったと記憶している。違うかもしれないけど…。その前に、家族でマイケル・ジャクソン等の洋楽コンサートに何回か行ったはず。)

 さて、2本目は宮崎駿最新作の「ハウルの動く城」。僕は宮崎アニメの大ファンであるが、この映画は映画館で観た時はそれほど好きになれなかった。むしろ、宮崎アニメの中では、最も好きになれない作品であった。というのも、僕は宮崎アニメの良さは、「分かりやすさ」にあると思っていて、この作品には「分かりにくい」点が幾つか存在するからだ。しかし、今回あらためて観たところ、とても良い映画だと感じた。それは、今回は「分からない」点を無理やり筋道をたてて考えようとするのではなく、「分からない」点は作品の意図としてボヤかしているのだと解釈し、深く考えなかったからだ。これは意図的にそういう姿勢で観たのではなく、何となくそのように観たところ、とても良い映画に感じられたのである。映画って何でもかんでも伏線を探すのではなく、そういう見方もあるのだなぁと感じることができた作品であった。

 3本目は1987年制作の「Spaceballs」。あまり知られていない映画かと思うが、パロディ映画でお馴染みのメル・ブルックス氏監督・出演で、スター・ウォーズ等のSF作品をパロディ化したものだ。何故このDVDを持っているかというと、当時、僕の周りでこの映画がかなり流行っていて、レンタルビデオで何度か観た映画であり、その当時を懐かしんで思わずAmazon.co.jpで買ってしまったからだ。今回あらためて観たが、子供はもちろん大人でも笑えるパロディやネタが満載で、気楽な感じに観るのにはちょうどいい作品になっていると思う。パロディだからとってオリジナルを知ってないと笑えないかというと、そうでもないところがありがたい。

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