傷んだスーツは、修繕してもスーツ1着分ぐらいの料金がかかることが分かったため、新たに購入することにした今回。どこで買っても良かったのだが、今回は、サンバレー内にある、ちょっとオシャレな高級感漂うお店で買うことにした。
品定めをしていると店員が近付いてくる。今回、購入する意思があることを表明すると、店員は早速尋ねてきた。
店員「お客様、サイズはいくつですか?」
ん?サイズ?あ、そりゃそうだ。もっともだ。確かにそれを伝えないと話が始まらない。でも、スーツ購入なんて数年ぶりだから、スーツのサイズなんて記憶しているはずがない。「Lです」と、Tシャツを買いにきたノリで答えてもよかったが、そんなボケをかますわけにもいかず、まごまごしていると、
店員「あ、それでは、身長はいくつですか?」
最初からそう訊いてくれよ。
とりあえず、話は進み、2つボタンか3つボタンか訊かれたため、3つボタンをチョイス。試着していると、店員が苦笑しながら、
店員「3つボタンスーツは、真ん中だけとめるのが、いま風なんですよ」
そんなの知らんがな。1つしかとめないなら、そんなヤツは、最初から2つボタンを買えよ。
とまあ、そんなことを思いながらも、こちらも愛想笑いを返しつつ、ズボンの試着へ。
店員「お客様、ウェストのサイズはいくつですか?」
ん?サイズ?あ、そりゃそうだ。もっともだ。またまた、これを伝えないと話が進まない。でも、スーツ購入が数年ぶりなら、私服のズボンなんて、それ以上買ってないので、ウェストのサイズなんてそんなもん知る由も無い。履いているズボンを脱いで、サイズを見ようかと思ったが、そこまで大胆な行動を取れるほどアホでもない。
とりあえず、テキトウな数字を言って、試着してみて、サイズが合わなければ、その都度調整していくという作戦に出たのだが、これが何故か最初に言ったサイズが的中してくれて、見事ジャストフィット。試着は無事に進んでいく。
そして、最終フェーズの裾上げに。すると、またまた店員が難題を吹っかけてくる。
店員「シングルにしますか?ダブルにしますか?」
ショットバーか、ここは?こんなことを訊かれるのは、バーでウィスキー等を注文した時ぐらいしか、記憶にない。まあ、スーツの上着を選んでいる時ならともかく、スボンの裾上げの時にこんなことを訊かれてもリアクションに困る。
もう、答えられない質問のオンパレードのせいで疲れていたので、テキトウに「シングルで」と答えて終了。何とか精算まで辿りつくことができた。(後で調べたら裾上げのダブル仕上げは、カジュアル仕様とのこと。ボタンはダブルがフォーマル仕様なのにややこしい。)
ということで、妙に疲れた今回のスーツ購入。次回購入時は、少なくとも自分のサイズを調べてから行くことにしよう。
追記:妙に高級感溢れるお店で購入した割には、かなり安かった。相場が値崩れしているのか?もう、よう分からんので、あまり深追いしないことにする。