2013.8.9 オリックス×西武@京セラドーム大阪
L 200 004 100│7
Bs 000 210 001│4
80年代後半から90年代にかけての強い西武の野球を思い出させるような試合だった。
先発は西と野上。地味な対決である。
初回に西武が浅村の一発でいきなり先制。ところが4回にオリックスは糸井の一発を皮切りに同点に追いつくと、5回には糸井のボテボテのセカンドゴロを内野手がお見合いするという珍しいプレーで逆転する。
そして6回の西武の攻撃。3番の栗山から四球を挟んだ5連打で一気に4点を奪うのだが、その攻撃がおせおせのお祭り野球では無く、じっくりと攻める嫌らしい野球。ここに西武の伝統を感じた。
栗山 1-1からの3球目を一二塁間のヒット
浅村 フルカウントからの8球目を選んで四球
秋山 2-2からの6球目を二遊間のタイムリーヒット
スピリー フルカウントからの6球目を三遊間のタイムリーヒット
(ピッチャー岸田に交代)
金子 2-2からの6球目を二遊間のヒット
鬼崎 1-1からの3球目をセンター前の2点タイムリーヒット
じっくりボールを選んで、確実にとらえているのが分かるだろう。
そのまま試合は9回へ。ここで珍しいプレーが出る。この回から登板した小松が浅村に対して危険球で退場したのである。ただ、かすった程度だったので浅村はそのまま試合に出続けた。
そして試合は9回ウラへ。ここで飛び出したのが、この日から試合出場をしているフェルナンデスの超特大アーチ。久しぶりに「打った瞬間それと分かる」一撃を見させてもらった。やっぱり野球の華はホームランである。
その後、オリックスはランナーをため、1死2,3塁と、一発出れば同点のチャンスを演出。ここでコールされたのがピッチャー涌井。ここがこの日一番の盛り上がり。というのも、西武ファンはエース登場で火消しすることを期待し盛り上がるし、オリックスファンとすればここ最近の涌井の不調ぶりからして逆転の期待が高まるので沸く。ともかく異常な歓声が沸き上がった。
しかし、結果は伊藤は初球をあっけなく打つとピッチャーゴロでツーアウト。続く平野もセカンドゴロに倒れ試合終了。涌井はかつての広島の大野や佐々岡のように、先発で振るわないシーズンは抑えで活躍するといったそんな投手として、プレースタイルを確立していくのかも知れない。
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