メジャーリーグでは、2番打者最強論が一般化しているが、日本のプロ野球では、2番打者と言えばつなぎ役。バントを中心にした小技が求められ、出塁した1番打者を得点圏に進めて、クリーンナップにつなぐのが主な役割だ。
古くは西鉄の豊田、そして近年は巨人清水、一軍に出始めの頃の日本ハム小笠原や、2006年のヤクルトリグスが強打の2番打者として打線に名を連ねたが、いずれも2番に定着することはなく、日本のプロ野球では強打の2番打者はチームの起爆剤にはなっても、基本的には馴染まなかった。
ところが、今シーズン。楽天がペゲーロを開幕から2番に起用すると、チームは絶好調。それだけではなく、13連敗を記録した巨人も、連敗脱出後にマギーを2番に起用し、チーム状態は上向き。更に5日からはオリックスも吉田正を2番に起用し、打線にテコ入れをしている。
12球団中3球団が2番に強打者を起用し、いわば2番打者新時代。この流れが広がっていくか、注目したい。
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