2025年4月26日土曜日

シネマレビュー 「教皇選挙」

 普段、そんなに人が入ってない映画館。しかも公開からしばらく経っていて、そろそろ上映終了時期が近付いている映画。それなのにこの日の劇場はほぼ満席。それもそのはず、いままさに実際のコンクラーベが行われようとしている時期と重なったこともあって、旬ど真ん中のネタだから、注目度が上がるのは必然である。

 実際のコンクラーベがこんなにドロドロで、こんなに複雑な人間模様が入り混じっているものなのかは分からないが、今作で描かれているコンクラーベは、さながらどこかの国の大統領選のような批判合戦で、目が離せない展開は本当に面白かった。ただ、登場人物に特徴が無いので、ちゃんと集中して観てないと、人間関係が分からなくなる場面もあるかも。

 オチは予想通りだったが、更に大オチがありこれには驚かされた。ただ、この大オチはアカデミーを選考する人にはウケがいいかも。この大オチがあったからこそ、アカデミーにノミネートされたのかな。

(ストーリー:公式サイトより)
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会。
その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。
悲しみに暮れる暇もなく、
ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。
世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、
システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。
票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々に
ローレンスの苦悩は深まっていく。
そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった……。

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