何年も前から気になっていたCreepy Nuts。ただ、チャートを賑わすような存在にはならないだろうと思っていた。
ところが、昨年に突如「Bling-Bang-Bang-Born」が大ヒット。その後も一発屋で終わることなく次々とヒット曲を飛ばし続け、あっという間にトップミュージシャンの仲間入りを果たした。そんな彼らのニューアルバムは、大ブレイク後の初のアルバムということで大注目だったわけだが、予想以上にゴリゴリのラップ中心のアルバムに仕上がっている。
2000年代中頃から、名古屋中心にJ-RAPの一大ムーヴメントがあり、様々なミュージシャンがチャートを賑わせたのだが、いま聴き返すとJ-RAPと言われていただけあって、ラップとポップなメロディの融合が当時の特徴だったと思う。それが日本人にとっては聴きやすかったし歌いやすかった。
でも、Creepy Nutsはその頃の音楽とはちょっと違ってて、本当にゴリゴリのラップ。こういう音楽がお茶の間に受け入れられているのは興味深い現象だし、そんな彼らの勢いを感じられる今作は、一つのエポックメイキングなアルバムとして、音楽ファンであれば手元に置いておきたいアルバムなのではないかと思う。
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