アメリカでバナナボールなる競技がひそかな人気らしい。競技と言うよりはエンタメショーと言うべきか。
ベースは野球で、ただ、そのルールを極端すぎるほどエンタメに振り切って変更したもの。日本からは元日ハムの杉谷選手がスポット参加したこともあって話題になり、雑誌でも取り上げられたりしている。
ルールは11個。
ルール1:ポイント制
各イニングで得点が多かった方に1ポイントが与えられる。このため、毎回サヨナラの可能性がある。なお、最終回は得点数がそのままポイントになるため、逆転の要素もある。
ルール2:2時間制
試合開始から2時間経過したら新しいイニングには入らない。
ルール3:打者は打席を外すことが禁止
打席を外したらストライクが宣告される。
ルール4:バント禁止
バントしたら退場。
ルール5:打者の一塁への盗塁が可能
通常なら有り得ないが、ワイルドピッチしたときは、一塁へ進むチャンス。
ルール6:四球は一塁への安全進塁権ではなくスプリント
四球になった瞬間からインプレーで、野手全員にボールが一度以上渡るまでどこまでも進塁できる。
ルール7:監督・コーチ・選手がマウンドに集まることは禁止
ルール8:ファールボールを観客が直接キャッチしたらアウト
これは究極のホームアドバンテージ。
ルール9:最終回が終わって同点ならタイブレーク
タイブレークは野手1人で行われ、打者1人で得点が入ればポイント。
ルール10:ファン代表も判定に対してチャレンジ可能
ルール11:ゴールデン・アットバット採用
なかなか尖りまくり。MLBの球場で試合が行われることも多く、MLB並みの観客動員だとか。なお、試合はYouTubeで無料生配信されているので、観戦可能。ちょっとだけ見てみたけど、こんな不真面目要素満載の競技ではあるものの、選手のレベルはそんなに低くは無いように思えた。独立リーグ一歩手前って感じ。
タイミングが合えば一度1試合を通して見てみようかな。特にルール6は気になる。四球になったら外野手が内野に集まってきて素早くボール回しするだろうけど、それでも2塁は奪えるような気がしますね。
日本でもファン感謝デー等のエキシビジョンでやってみたら面白いかも。