メジャー挑戦中だった、元ロッテの中後投手が、昇格できずに帰国予定であることが報じられた。ニュース記事はこちら。
「中後 メジャー昇格ならず帰国へ 日本人連続デビュー22年で途切れる」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)
これで、野茂投手が1995年にメジャー昇格して以降、22年続いていた日本人選手のメジャーデビューが、今年途切れるということらしいが、むしろ22年間、誰かがメジャーデビューしていたことに驚かされる。ちなみに、日本人選手のメジャーデビュー年は以下の通り。
1995 野茂
1996 マック鈴木
1997 伊良部、柏田、長谷川
1998 吉井
1999 大家、木田
2000 佐々木
2001 イチロー、新庄
2002 石井一、小宮山、田口、野村
2003 MICHEAL、松井秀
2004 大塚、高津、多田野、松井稼
2005 井口、中村紀、藪
2006 斎藤隆、城島
2007 井川、岩村、岡島、桑田、松坂
2008 黒田、小林雅、福留、福盛、薮田
2009 上原、川上、高橋建、田澤
2010 五十嵐、高橋尚
2011 建山、西岡
2012 青木、岩隈、川崎、ダルビッシュ
2013 田中賢、藤川
2014 田中将、和田
2015 村田
2016 前田健
ネットでは、そんな連続記録はどうでもいいといった論調が展開されているが、果たしてそうだろうか?メジャーに挑戦できるぐらいのレベルの選手を輩出できなくなっている、つまりは日本野球のレベルが落ちてきている、もしくは層が薄くなってきているという見方もできるのではないだろうか。そんな危機感を持つべきだと思う。
ただ、個人的にはNPBの魅力がMLBよりも勝り、トップレベルの選手がメジャーを目指すのではなくNPBに残りたいと思わせるような野球界を作り上げていくことが、究極の理想だと思っている。そのため、仮に今の野球界がその領域にたどり着いているのだとすれば、メジャーデビューする日本人選手が居ないことは、ある意味理想的ではある。
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