いまだ興奮冷めやらぬHOME MADE 家族のRainbow Live 2007。席の場所は下手(しもて)側のスタンド席で、前後列で言うとほぼ真ん中あたり。通常、スタンド席では盛り上がりに欠けるものだが、今回は逆にスタンド席だったからこそ良かったというシーンもあった。詳細は後述。
ところで、このようなホールでのコンサートに行っていつも気になっていたことが、ライブ開演前の会場内が妙にモヤっていること。てっきりリハで使ったスモーク等の特殊効果の影響が残っているだけなのかと思っていたら、ライブ中のスポットライトの効果を高めるためにあるんじゃないかということを今回同行した光のプロみたいな人から言われた。確かに、このモヤみたいなものがスポットライトの光を絶妙に拡散させるため、光が強くなりすぎず会場全体を鮮やかに演出している。長年気になってて、それこそモヤモヤしていたものがスッキリと晴れたかも。
それはともかくライブ本編。開演時間を10分ほど遅れて18時10分に会場暗転。いよいよ3時間半にわたるライブが始まる。
01.Familogue
U-ICHIの登場でライブスタート。
02.We Are Family
スタートに相応しい選曲。何と言ってもHOME MADE 家族のファンは文字通り「家族」ですからね。
03.R.A.I.N.B.O.W.
「Rainbow Liveと言えばこれでしょ」という前フリから始まる。
04.ON THE RUN
シングル曲の1曲目はこれをもってきました。
05.EVERYBODY NEEDS MUSIC
シングル曲2連発。最初から飛ばすなぁという印象。
06.LIVE ON DIRECT pt.1
お決まりの自己紹介。
07.HOME PARTY
タオル回してのパーティチューン。開場前に会場の外でグッズを売っていたのだが、雨降りで傘を持ってなかったためタオル買うのを断念。しかし、この曲の盛り上がりのことを考えると多少無理してでも買っておけば良かったな。
08.Mr.タフガイ
一転してハードなナンバー。
09.Get Fun-Key★
「Boogie Night」のところを「NAGOYA」に変えての大合唱。やっぱり地元ライブはいいね。
10.ヒーロー
アイコトバのc/wでアルバム未収録曲。ミディアムテンポでhookが印象的な名曲。
11.Brotherhood
最初のゲストはこの曲でフィーチャーされているMICRO、KURO、U-ICHIの実の兄弟。HOME MADE 家族らしいコラボレーションだ。
12.アイコトバ
ライブ終盤でやるかと思っていたこの曲が早くもここで登場。やっぱりヒットした曲は客のノリも違いますね。
ここで、メンバーは舞台袖へ。この間、スクリーンには彼ら結成の秘話が流される。そのVTRによると彼らが最初に出会ったのは彼らが某大学(会場で流れていたので伏せる必要は無いが)の1年生の時。彼らと僕の年齢差を考えると、今や1万人規模のライブができるまでに成長したミュージシャンが誕生した時に、僕はそこから1キロも離れていないところで某連盟のなんちゃら部長をやっていたのかと、ちょっと感慨にひたってみたり。
VTR明けに、3人が会場後ろ側の小ステージから登場。これには会場全体が驚きに包まれる。何と言っても最後尾が最前列。最前列が最後尾。それよりもっとラッキーなのはスタンド席中央部最前列の人たち。3人には手を伸ばせば届くほどの距離で、こんなに羨ましいことはない。
13.Oooh! 家~!
14.JOYRIDE
この2曲を小ステージでパフォーマンス。JOYRIDEの振り付けはもちろん会場一体となった。
ここで3人は小ステージを降り、会場内を通ってステージへと移動。その間、次の曲への前フリが続く。アリーナで通路に面していた人は3人を至近距離で見れたはず。逆にスタンド席からは3人が観客が埋もれて様子を確認できず。あ、U-ICHIは頭一つ出てたから確認できたが、MICROは逆に・・・でした。
15.Shall we 乱舞!?
スタッフを含め、会場全体を巻き込んだ「乱舞」。この盛り上がり、この一体感は確かにギネスものかも。いつまで乱舞が続くのかなと思ったその時に、2組目のゲストSEAMO塾長の登場!
16.fantastic 3 feat. SEAMO
これまでで一番の盛り上がり。地元でこの3人MCが揃えば当然のことか。HOME MADE 家族の晴れ舞台ということで、塾長の登場はある程度想像していたが、それでもいざ登場すると興奮も最高潮に。
17.少年ハート
盛り上がりそのままに「少年ハート」。え?もうここでやっちゃうの?っていうか、これをやるってことは、ライブ終了間際なの?そんな風にちょっと寂しさを抱きながらも我を忘れて大声で熱唱。しかし予想はいい方に外れ、実際はまだまだライブは中盤を迎えたところだった。
ここでメンバーは再び舞台袖へ。変わりにU-ICHI風(本人かも)のMCが出てきて、ダンサーの紹介。
18.流れ星
ダンサー紹介明けはミディアムナンバーから。バックのスクリーンで流れる映像がキレイだった。
19.Silver Town
季節柄この曲も確実にやるだろうと思っていたが、ここで出てきた。この曲でもバックのスクリーンでクリスマスの演出がされ、とてもキレイだった。
20.君がくれたもの
珠玉のバラード。スクリーンに歌詞が出ていたこともあり、口ずさんでいた人も居たはず。
ここで無理やり地デジのMC。次に何を演るのか分かりやすいフリですね。
21.RISE & SHINE
ということで予想通りこれ。来年1月16日発売の「おぼえてる。」のc/wとして、いよいよCD化である。
22.真夏のダンスコール
季節は真冬だが彼らの楽曲の中でも随一の盛り上がりを見せるこの曲はやはり外せない。この時のアリーナ席のタオル回しは、まさに壮観だった。これがスタンド席でちょっと得したなと思った瞬間。と同時に、タオルを買わなかったことに再び後悔した瞬間でもある。
ここで再びMC。下ネタ爆裂だが、そこから強引に家族の話に持っていき、その流れでこの曲へと突入。ちなみに、MICROのお母さん、目立ちすぎですよ。
23.サルビアのつぼみ
歌い出しでの会場一体となったコーラスは鳥肌が立ちそうになった。この曲は聴けば聴くほど名曲だと思う。
24.ホームシック
地元で歌うからこそ、より聴き入ることができる名曲。「ただいま」「おかえり」のかけあい、良かったですねぇ。
25.おぼえてる。
新曲。心地よいアップテンポナンバーで、c/wも豪華ってことを考えると久々の大ヒットの予感。
26.Life goes on & on
KUROが、ライブで演るのは久しぶりって言っていた。でも、すごくいい曲だし、これからもライブで演って欲しいものです。
27.HOME SWEET HOME
本編最後の曲。当然この曲は外せないですよね。この頃には僕自身も歌いすぎで喉がガラガラに。
そして、アンコール。会場からは恒例となっている「サンキュー!!」の大合唱。僕もその存在は知っていたが、初めて実際に体験して、ファンの、いや家族のパワーに圧倒された。
EN1-1.ミ・エ・ナ・イ・チ・カ・ラ
EN1-2.NO RAIN NO RAINBOW
2曲目はこの日のために書き下ろされた未発表曲。いつかCD化される日は来るのだろうか。
で、この2曲が終わると、3人は舞台袖へ。でも、まだ「サンキュー!!」を演ってないんだから、ライブが終了するわけがなく、会場からは拍手が鳴り止まない。
EN2-1.サンキュー!!
最後はもちろんこの曲。曲の終わりでみんなで合唱を続けようとしたところ、家族のみんなは曲が終わったと思い、唄い終えてしまったところがちょっとしまりのない感じになってしまったが、そんなことなんて、全体の盛り上がりからしてみれば些細なこと。3人が「ありがとう」のところでペコリとお辞儀しているところが印象的だった。
ということで全30曲。単独ライブでこれだけの曲を聴けるなんて、滅多にないことだと思う。これは、彼らにとっても今回は地元凱旋ライブということもあって、彼らの全てを出し切ろうとしてくれたおかげだと思う。だからこそこのライブには何があっても行きたいと思ったし、参加できたことをとても幸せに思う。きっとこのライブ模様はDVD化されるだろうし、その時には是非とも購入して、再びこの感動を味わいたいものだ。
なお、曲順については、多少間違っている箇所もあるかも知れないが、御容赦頂きたい。曲目については、間違いないはず。