2007年12月29日土曜日

来シーズンの日程について思う

 来シーズンの日程は既に両リーグとも発表され、北京オリンピック期間中も壮行試合と準決勝・決勝の日以外は普通に試合が行われることが決定している。しかし、今回のオリンピックでは前回のアテネと違い、各チームから平等に選手が選ばれるような方式になる可能性は低く、先のアジア予選の時と同様、現有戦力でのベストメンバーで臨むことになるだろう。また、仮に世界最終予選で韓国・台湾・オーストラリアが勝ち残った場合、これらの国出身の有力選手を抱える巨人・中日・阪神・楽天は更に戦力ダウンを強いられる。8月というペナントの行方を大きく左右する時期にこんな不平等な状態で試合をやってファンは納得するのだろうか?それ以前の問題として、主力がごっそり抜けたプロ野球の試合をファンは楽しく観戦できるのだろうか?

 とはいえ、既に日程は発表済。もう如何ともし難いのだろうが、例えばオリンピック期間中は思い切ってペナントレースを中断して、ペナントとは違った試合を組み込むというのはどうなんだろう。ちょうど都市対抗野球の時期でもあるし、例えば都市対抗に参戦するというのはあり得ないんだろうか。毎年社会人の有力選手が即戦力として活躍しているところを見る限り、主力抜きのプロ野球チームだったら案外いい試合になるかも知れないし、アマチュアの選手としては、プロの選手と交流する絶好の機会になる。さらには、活躍させすれば、普段はあまり名前が知れ渡ることのない社会人選手に注目が集まることになるだろうし、そうすればオフのドラフトも盛り上がる。

 削減するのは交流戦で、24試合総当りの120試合制だったら、試合数的にも大きく減った感じはしないし、プロ・アマ・ファンみんなにメリットがあると思うんだが、NPBさん、今からで再検討してみませんか?

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