2007年12月3日月曜日

交流戦の効果

 基本的には交流戦に反対である。

 2005年に始まった交流戦。これまでに実現しなかった夢の対決が見られるといううたい文句で、球界再編騒動のドサクサに紛れて導入されたが、オールスター戦の価値を下げ、日本シリーズで観れるカードの新鮮さを奪ったという意味では、功罪のうち「罪」の方が圧倒的に大きいと思っていた。

 ところが、2006年のWBC、そして今年のオリンピック予選を見ていると(2日の韓国戦は仕事のため見てないが)、2000年のシドニーや2004年のアテネではチームにどこかしらギクシャクした感じが見られたが、そのようなものを感じられず、むしろチームの一体感を強く感じる。これは、それまではリーグが違う選手達が交流する場がほとんど無かったのに対して、2005年以降は交流戦という場で異なるリーグの選手同士がお互いを知ることができる場ができたということと無関係ではないだろうと思うのだ。

 交流戦には大反対の僕だが、少しだけ交流戦の「功」を見つけてしまったため、交流戦の存在を無下に拒むのではなく、少しは認めていかないといけないのかも。

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