2009年2月7日土曜日

CDレビュー MINMI「MINMI BEST 2002-2008」

 レゲエシンガーとしてのポジションを築き上げ、不動のものとしたMINMI。そんな彼女が「The Perfect Vision」で音楽シーンに登場した時に受けた衝撃は、忘れられない。

 この曲は、当時音楽シーンのメインストリームだったR&B色が強いナンバー。あまりのかっこ良さにこの曲が頭から離れることがなかったことを記憶している。

 ところが、彼女のやりたい音楽はレゲエだったようだ。4thシングル「アイの実」以降はR&Bのリリースはなくなってしまい、完全に路線変更することに。

 圧倒的な力を持つ楽曲によりその名を世に轟かせ、後に自分のやりたい音楽に方向性を変えたとも言える彼女のやり方。それはそれでアリだと思うが、初期のMINMIファンとしては、デビュー当時のR&B路線に、もう一度戻ってきて欲しいとも思う。

 そんなことを感じさせてくれるのがこのベストアルバム。「DISK-POSITIVE」のM1「Another World」M2「T.T.T.」M3「The Perfect Vision」と畳みかけてくるところは、その迫力に圧倒される。

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