2009年12月26日土曜日

22分50秒のクリスマスプレゼント

 毎年恒例の「クリスマスの約束」。今年は、日本の音楽史に残るべく企画が行われた。

 それは、主宰の小田和正はもちろんのこと、AI、Aqua Timez、いきものがかり、キマグレン、Crystal Kay、財津和夫、佐藤竹善、清水翔太、JUJU、スキマスイッチ、鈴木雅之、STARDUST REVUE、中村中、夏川りみ、一青窈、平原綾香、広瀬香美、藤井フミヤ、松たか子、山本潤子という日本を代表する20組を加えた、全21組のミュージシャンがそれぞれの代表曲をメドレー形式で歌い繋いでいくというもの。

 それぞれ自分の持ち歌でリードボーカルを務めつつも、そこに超一流ミュージシャンによる絶妙なコーラス&ハモりが入り、楽曲の魅力をオリジナル以上に引き出させる。日本を代表するミュージシャンの誰もが知っている代表曲が、そんなスーパーアレンジになって立て続けに流れてくるのだから、想像するだけでもワクワクするのに、実際に聴くとあまりの感動に涙が出そうになったし、興奮し過ぎて鳥肌が立った。歌い終わったあと、会場では拍手が鳴り止むことがなかったが、僕も自然とテレビに向かって拍手をしていた。出演者の一部からは、最初にこの企画を耳にした際に、20分を超える楽曲は、観ているほうの感覚として長すぎて持たないのではないかという意見もあったが、とんでもない。あっという間の22分50秒だったし、この時間がもっともっと続いて欲しいと思った。

 22分50秒の後に披露された「たしかなこと」。こちらは小田和正が当初からやりたいと思っていた全員でのユニゾン形式。これはこれで凄い。日本を代表するミュージシャンが21組も集まって、全員で同じ旋律を奏でる。個性がぶつかりあっているようであり、でもそれがとてつもなく大きなうねりとなって心に響く。日本音楽史に残る奇跡といっても言い過ぎでは無いだろう。

 これがクリスマスの約束。最高すぎるクリスマスプレゼントだった。録画をするのを忘れてしまったのは、間違いなく、一生の後悔になるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿