フィリピン出身で、アジア人として初めてアメリカビルボードのアルバムチャートTOP10入りを果たした、天才ボーカリストのシャリース。そんな彼女の日本でも昨年スマッシュヒットを記録したアルバム「CHARICE」だが、そのボーカル力はすごい。
若くて幼ささえ感じさせながらも、しっかりとした力強さも共存している。確かな歌唱力がありながらも、若くて未完成な部分も感じられる。
その相反する側面が見事なまでにシンクロする独特なボーカルは、デビュー当時の宇多田ヒカルに重なる。これはなかなかの才能だ。
世界は広い。彼女のような素晴らしい才能の持ち主が、これまで音楽シーンでは語られることがなかったような国から出現してきてもおかしくないし、どんどん出てきてもらいたいものだ。そもそも彼女が最初に注目されるようになったのはYouTube。インターネット社会だからこそ、その可能性は広がっているように思える。
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