ジブリ最新作は、ゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎の半生をモデルとしたヒューマンドラマ。ファンタジーチックな作品が目立つジブリだが、この手の作品も少なくない。
ヒューマンドラマと表現しただけあって、ラストに向かっての盛り上がりみたいなものは特に無い。ただ、展開は早すぎることも遅すぎることも無く、様々な事件が巻き起こるため、どんどん引き込まれていく。
ある程度の段階で、オチが分かってしまうが、それはそれで良し。大きな話の流れは予測できても、その中で起こる細かい事件に主人公の心が揺れ動くところを見られるのも、この手のヒューマンドラマの醍醐味。
終わってから思い返してみると、色んな場面で伏線が張られているように思われ、久しぶりにもう一度観てみたいと思わさせたジブリ作品であり、激動の昭和初期に生きる青年の生き様を感じることができる作品でもあった。
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