BUMP OF CHICKENキャリア初のベスト盤がリリースされた。ほぼ発売順に並べられた2枚同時リリースだ。収録されているのは最新曲までではなく、2010年の「宇宙飛行士への手紙」まで。
第一印象としては、2004までの楽曲を収録したⅠは、とにかく懐かしい。どの曲を聴いても、その当時の情景を思い出させる。そして2005年以降のⅡは、「イマ」を感じさせる。決して過去の曲ではないという印象。このように感じさせるのは、BUMP OF CHICKENが、他のバンドとは違って、とてもゆったりとしたペースでリリースし続けたことによって、1曲1曲が時代に大切に扱われ、使い捨てのような状態になっていないからではなかろうか。
大ブレイクのきっかけになった「天体観測」はⅠのM6。それまでに意外にも長い活動期間があったのだ。冬の名バラードM9「スノースマイル」に続くのはM10「ロストマン」とM11「sailing day」。今も昔も両A面シングルは存在するが、それでもどちらかが必ずリード曲として扱われるもの。しかしこの2曲は両方が1曲目になっているものを異なるパッケージでリリースしたため、リード曲が存在しない。こんな試みはJ-POP史上でも、このシングルが初めてだったように思われる。ちなみに後に「supernova/カルマ」でも、この形態でリリース。
Ⅰの締めくくりはM14「車輪の唄」。BUMPの曲はどれも歌詞がいいけど、特にこの曲は素晴らしい。
ⅡはM1「プラネタリウム」からスタート。M7「メーデー」はライブでは絶対に欠かすことのできないアッパーチューンだ。そして最後がM13「宇宙飛行士への手紙」。CDで聴いた時はあまりインパクトが無かったが、ライブで聴いてみて印象が一変。これは盛り上がる。
BUMPのアルバムではお馴染みのボーナストラックももちろん収録。全27曲の大ボリューム。この夏のドライブのお供にいかが?
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