2014年3月31日月曜日

開幕あれこれ2014

 プロ野球が開幕し、開幕3連戦が終わった。早くも色々と気になるところが出てきているので、ここにまとめる。

 何と言っても一番の注目は、開幕戦にルーキーキャッチャーが3人も出場したこと。さすがにスタメンに名を連ねた選手は居なかったが、巨人小林、阪神梅野、ロッテ吉田がそれぞれ途中出場。今後の成長と飛躍を期待したい。

 例年、開幕直後に主力がケガで離脱するが、今年は阪神西岡がフライを追ってライトの福留と交錯し負傷退場。長期化の恐れもある。昔は西岡のことが嫌いだったが、MLBで挫折を味わったことにより、選手としての魅力はむしろ増し、今はどちらかというと好きな部類の選手なので、特に心配である。

 スター候補生の広島堂林は開幕戦こそスタメンで起用されたが、以降の試合では特にケガをしていることは無さそうだが、何故かスタメン落ち。日ハム中田のサードコンバートは頓挫し開幕から昨シーズン同様のレフト起用。先発転向を予定していた中日岡田はリリーフで起用された。

 そうそう。西武後藤以来のルーキー開幕4番に座ったロッテ井上。やっぱり荷が重かった。2試合ノーヒットで3試合目には早くもスタメン落ち。チームも開幕3連敗となってしまった。

2014年3月30日日曜日

2014年3月MSVランキング

1位 : 前しか向かねえ (AKB48)
2位 : キング オブ 男! (関ジャニ∞)
3位 : 光のシグナル (Kis-My-Ft2)
4位 : Bittersweet (嵐)
5位 : 春風 (Rihwa)
6位 : 未来とは? (SKE48)
7位 : 桜、みんなで食べた (HKT48)
8位 : Love Story (EXILE TAKAHIRO)
9位 : ヒカレ (ゆず)
10位 : カリフォルニー (ケツメイシ)

 AKBグループとジャニーズとEXILE一族で7曲も占めるという世も末なランキングとなったが、そんな3月ランキングを制したのはAKB48。これが19回目の1位獲得で、次作では前人未到の1位獲得20回目を狙う。

 そして注目は5位のRihwa。この春、注目度No.1のハルウタで、一気にスターダムを駆け上がった。タイミングよく来月には1stアルバムがリリースされるので、ますます注目を集めることになりそうだ。

2014年3月26日水曜日

土日出勤あれこれ

 今週末は休日出勤ほぼ確定。残念だけど、今のこの状況では仕方ないわな。

 ところで、休日出勤すると、会社の制度上は、代休をもらうか、まるっと出勤手当てをもらうか、どちらかを選べるはずなのだが、実質的に前者しか認められていない。これが僕にはどうも解せない。

 だって、誰も好き好んで土日に出勤しているわけでもなく、忙しくて仕事が溜まっているから土日に出勤するのに、代休なんて取っている余裕があるわけがない。とは言え、取らないといけないので、代休で休むと、その日の分の仕事がまた溜まり、土日に出るという負のスパイラル。今回はそんなスパイラルに陥らないように頑張らねば。

 ところで、今回は完全に自分の作業をこなすための休日出勤なので、土日のどっちに出ようが、僕の都合次第なのだが、これがけっこう悩ましい。社会人として、何となくだけど、やっぱり日曜日は休みたいわけで、土曜日よりも日曜日の出勤の方がテンションが上がらない。

 また、会社の近くの飲食店は、土曜日はほとんど営業しているが、ビジネス街ということもあってか日曜日はほとんど休業しているので、日曜日に出勤すると、コンビニぐらいしか昼飯の選択肢が無いので、この点でもどうせ出るのなら土曜日の方がいい。

 ただ、これも会社の制度上、日曜日に出た方が、代休を取らなければならない期限が1週間ほど延びるので、これから数週間は激務が続きそうな現状を踏まえると、日曜日に出て、できるだけ代休取得日を先に延ばした方が無難。

 はてさて、どうしたものか。

2014年3月25日火曜日

吸収合併

 まだ小さかった頃の話。

 父が勤めていた会社が、別の会社に吸収合併されることになり、合併先では会社の雰囲気が随分と異なり、居心地が悪いようなことを、こぼしていたことを子供ながらに記憶している。

 そして今。

 会社が吸収されたわけではないが、僕が所属している部は、半年ぐらい前に別の組織に吸収され、僕自身、先に紹介した父の事例と似たようなことを感じている。所詮は会社の中での組織再編なので、会社間の吸収合併とは比べ物にならないんだとは思うけど、でもその居心地の悪さは何となく分かるような気がする。これまでの常識が通じなかったりとか、これまでの仕事の進め方が通じなかったりとか、吸収元の組織に比べて冷遇されているように感じたりとか。

2014年3月24日月曜日

セ・リーグ順位予想 2014年版

1位:読売ジャイアンツ
2位:阪神タイガース
3位:広島東洋カープ
4位:中日ドラゴンズ
5位:東京ヤクルトスワローズ
6位:横浜DeNAベイスターズ

 1位はもちろんジャイアンツ。ファンなので巨人の優勝予想は揺るがない。2番センターが唯一の弱点と言われているが、橋本がダメでも松本哲が居るし、そのうち亀井も戻ってくる。長野をセンターに回して、アンダーソンと高橋由で両翼を固めることもできる。選択肢はいくらでもあるのだ。むしろ心配なのはリリーフ陣。マシソン、山口、西村は登板過多気味。この3人にもしものことがあった時、そのアナを埋めることのできる存在は居るのだろうか。

 2位はタイガース。能見、メッセンジャー、藤浪しか先発が居ないと報じられているが、これだけ強靭な3枚が揃っているチームはなかなか無い。呉昇桓が入り抑えが決まった。打線に不安は残るが、トップバッター西岡がチームを引っ張る。

 3位はカープ。大竹は抜けたが大瀬良が入ったので、強力投手陣は健在。むしろ阪神よりも上だが、ここはやはり打線が弱い。キクマルの上位打線は魅力だが、この二人を返すクリーンナップが心もとない。堂林がもう一皮剥けて、中軸を打てるようになれば、更に上の順位を狙うことができるか。

 4位はドラゴンズ。落合GMの加入により、何とも言えない不気味さは戻ってきたが、ここはちょうど世代交代のタイミング。荒木、森野、和田といった、2000年代後半の黄金期を支えてきた選手は、明らかに力が落ちてきているが、レギュラーを奪い取る選手が出てきていない現状では苦しい。絶対的エースの吉見と、MVPセットアッパーの浅尾の復帰時期次第が早まればAクラスも狙えるか。

 5位はスワローズ。さすがにバレンティンは昨年ほどは打たないだろうが、それでもホームラン王大本命であることには変わりない。ただ、ここに繋ぐ、山田、上田、川端はある程度の堅実さはあるものの、出塁率という意味で物足りない。せっかくのバレンティンの長打力を得点力に直結させるのは難しそうな状況だ。館山の復帰時期が未定なので、ローテの柱が確立できないのも、長いシーズンにおいては戦い方に安定力を欠く。

 6位はベイスターズ。昨シーズン5位に浮上し、今年はAクラス入りを狙うが、投手陣が弱すぎる。ローテを担うのは三浦、藤井、久保といったベテランと、三嶋、井納といった実績不十分の2年目選手。高崎、国吉といった選手がここに入ってこないと本当のチーム力は発揮されない。外野は荒波が開幕絶望で、ただでさえ、筒香、梶谷といった今年から外野手にコンバートされ不安が残る両翼なのに、センターも固まらないようでは、弱い投手陣を支えることができない。

2014年3月23日日曜日

パ・リーグ順位予想 2014年版

1位:福岡ソフトバンクホークス
2位:オリックスバファローズ
3位:埼玉西武ライオンズ
4位:東北楽天ゴールデンイーグルス
5位:千葉ロッテマリーンズ
6位:北海道日本ハムファイターズ

 1位はホークス。名前を並べてみると、巨人を上回り12球団No.1の戦力だと思う。内野は李大浩、本多、松田、今宮の鉄壁の布陣。外野は内川、長谷川、中村でこちらも攻走守において高いレベルでバランスが取れている。鶴岡、細川の捕手体制で守りも問題なく、昨シーズン弱点だった先発投手陣は、スタンリッジ、中田、ウルフが加入し、東浜も使えるメドがたった。普通に戦えば、優勝間違いなしだろう。

 2位はバファローズ。昨シーズンは5位に沈んだが、チーム防御率はリーグ1位。絶対的エース金子はもちろん、佐藤達、平野佳の後ろ2枚はリーグを代表する選手。李大浩とバルディリスの抜けた穴は小さくないが、野球は投手力がものを言うスポーツ。今年は躍進の予感。

 3位はライオンズ。中村の復帰時期にもよるが、栗山から始まり、浅村、中村の上位打線は驚異。涌井は去ったが、岸、牧田、菊池、野上の先発投手陣は派手さは無いが安定している。弱点のリリーフ陣は補強されていないが、外国人ストッパーがダメでも十亀がリリーフに回った。伊原采配もあって、Bクラスに沈むことは無いだろう。

 4位はイーグルス。昨年、日本一にはなったが、これは各選手がキャリアハイをたたき出し、歯車が噛み合いまくって勝ち進んだ結果。チーム力としてはまだまだこれぐらいだと思う。岡島、藤田、銀次、枡田が昨シーズン同様の活躍ができれば、Aクラス入りも狙えるか。田中のアナは一人では埋められないが、松井裕がそのピースの一つになる。

 5位はマリーンズ。涌井が加わり、成瀬、唐川、古谷と続く先発投手陣はなかなかのものだが、如何せん、打線が弱すぎる。ルーキー井上が開幕4番を狙えるほどの状況では、何とも寂しい。20発打てる長距離砲が一人ぐらい出てこないと辛い。

 6位はファイターズ。大谷に無理に二刀流をやらせるあまり、打線が安定せず、また、選手起用が大谷中心になっているので、これではチームの士気が上がらないしない。二刀流をやめさせるか、それとも投げない日は全試合スタメンで出るほどの体を身につけない限り、中途半端な起用法が続き、チームは低迷するだろう。中田のサードコンバートは守備力に問題がありそうだし、小谷野が出られなくなるので、失敗に終わるだろう。

2014年3月22日土曜日

入院とお見舞い

 同じ担当の子が入院した。中長期的なものになりそうで、ただでさえ多忙を極めているのに、その子の仕事もまるっと僕に上乗せされるので、週明けからはマジで死ぬな。残業代で給料はウハウハだけど。

 そんなことはともかくとして、実は今年に入って担当内で入院者が出るのは二人目。その度に、上司は見舞いに行くと言って、実際に前回は行っているが、この行動は僕としてはかなり疑問。

 上司として部下を心配する気持ちは分かるし、その気持ちは有難いが、見舞いに来てもらって嬉しいか?逆に迷惑なのでは?

 もし仮に自分が入院したとして、その理由にもよるとは思うが、個人的な友人ならともかく、職場の同僚や上司に見舞いに来てもらいたいかと言うと、全くもって来て欲しくない。仕事上のみの付き合いの人にプライベートな空間に入り込まれるのは邪魔くさいし、とても気を遣うので入院患者という立場の人間としては負担が大き過ぎる。

 自分がされて嫌なことは、人にもしたくないので、今回も僕は見舞いに行くつもりは無いが、上司は週明けから、いつ見舞いに行くかってことを話題にするだろう。でも、僕には入院した部下に対して、自分はこんなに心配しているのだとアピールするためだけの行動にしか写らない。

2014年3月21日金曜日

POSSESSION=80.2 POR CENTO

 関西在住の人はFM802で、ガンガンにかかっているので耳にしたことがあると思うが、POSSESSION=80.2 POR CENTO(ポゼッション・エイトオートゥー・ポルセント)の「春の歌」がたまらない。

 このユニットは、Mr.Childrenの桜井和寿とGAKU-MCが、今年のサッカーW杯に向けて結成したスペシャルユニットである「UKASUKA-G」が中心となって結成されたスペシャルユニット(ややこしい)で、FM802のACCESSキャンペーン限定ユニットである。

 ユニットの紹介はともかく、春の暖かい風に吹かれながら聴くのにピッタリのゆったりとしたメロディに、個性的なボーカルが共演し、そこにアクセントの利いたラップが入り混じり、極上の一曲になっている。

 今のところCD化の予定は無いし、ACCESSキャンペーンの曲はCD化されないことがほとんどなので、きっと今後もされないと思うが、でもあまりにも残念過ぎる。何とかして音源として手に入れたいし、今年の春しか聴けない曲として消費されてしまうには、あまりにも勿体無いと思う。

2014年3月20日木曜日

西野カナ Love Collection Tour ~pink & mint~

 西野カナがデビュー5周年を記念してリリースしたベスト盤。それを引っ提げて行っているのがこのツアーということで、そのセットリストは圧巻そのものだった。

M01.君に会いたくなるから
M02.Believe
M03.GO FOR IT!!
M04.会いたくて 会いたくて
M05.if
M06.Dear…
M07.I
M08.glowly days
M09.たとえ どんなに…
M10.君って
M11.私たち
M12.LIGHTS, CAMERA, ACTION
M13.FANTASY
M14.Love you, miss you
M15.Every boy Every girls
M16.Sweet Dreams
M17.さよなら
M18.涙色
M19.Always
M20.Summer Girl feat. MINMI
M21.Sherie

EN1-1.Join us!
EN1-2.Best Friend

EN2-1.HAPPY HAPPY

 オープニングからシングル曲を連発。しかもアッパーな曲が続き、当然のように会場は総立ち。

 前回行った時もそうだったが、この日もとにかく衣装チェンジが多い。同行者曰く、ライブというよりファッションショーを見ているようだと。確かに。まあ、ファッションショーを見たことは無いけど。

 そんなことを言っている間もなく、MCも多め。独特の三重弁に、堂々としているけれども、どこかカミカミなトークが、彼女の魅力。ライブ前日に近くの大型ショッピングセンター内にあるスターバックスに行っていたということで、MCでは誰にも気付かれなかったと言っていたが、人が多そうな時間帯なので、気付いていた人は居たんじゃないかな。

 数多くリリースされているバラードのシングルを、ほぼ全て歌い、いよいよクライマックスというところで、まさかのMINMI登場。ステージでこのコラボ曲をやるのは初めてということらしく、貴重な場面に遭遇。それまでと雰囲気を一気に変えて、会場が揺れた。今でこそリアルな歌詞で共感を呼ぶファッションアイコン的な存在の彼女だが、デビュー当時はむしろクラブ系。その一端を垣間見ることが出来るコラボである。

 本編最後は、ライブ定番のCherie。いまやどのミュージシャンも一曲は持っているタオルソング。

 この日は彼女の誕生日直前ということで、アンコール最後にサプライズで誕生日の演出。25才になって、これから更にどう成長していくのか。地元のスーパースターとして、これからも応援していきたいと思った。

2014年3月19日水曜日

スタヂアム・アンソロジー・ツアー ~平和台球場~

 昨年の春に、関西の球場跡地を巡ったが、今回はその番外編ということで平和台球場の跡地に行ってきた。往年のファンからすると西鉄ライオンズの本拠地ということになると思うが、僕としては、福岡移転直後に、歴史に残るほどの酷いデザインのヘルメットで戦った、福岡ダイエーホークスの最初の本拠地としての印象が強い。

 今は、鴻臚館なる歴史的建造物が見付かったということで、発掘調査中。調査が一区切りつけば、球場の記念館のような施設もできるのかも知れないが、まだそういう段階では無さそうだ。

 場所は地下鉄の赤坂駅から徒歩すぐで、敷地に入るところに、こんな小さな記念碑が建てられていた。

 なお、この球場の最後のホームランを打ったのは広永。あの、プロ野球6万号、パ・リーグ3万号を放った記録男が、こんなところでも記録に名前を残している。

2014年3月18日火曜日

Twitterと距離を置きます

 少し思うところというか、思わさせるところがあり、Twitterから距離を置くことにします。とはいえ、自分の生活に密着したツールになってしまっている現状もあるので、とりあえずはスマートフォンからの投稿をやめる程度にとどめて、自宅パソコンからの投稿は継続ということで。

 もともと、僕のメインコンテンツであるブログの充実を図る目的でスタートしたTwitterですが、目的に沿わず、あまり良い使い方になってきていなかったのでね。もちろんメインであるこのブログは継続していきます。

2014年3月17日月曜日

プロ野球観戦記 ~坂口にチャンスは残されているか?~

 2014.3.15 ソフトバンク×巨人@ヤフオクドーム
G 011 000 000│2
H 000 100 30X│4

 まさかの二週連続で菅野を見ることになるとは思わなかったが、この日の先発は菅野と中田。前週と同様の安定感抜群のピッチングで6回を1失点。実力だけなら現時点でジャイアンツ投手陣でナンバーワンだろう。開幕投手当確ということらしいが、確かに今の時点では一番力はあるとは思うけど、実績充分な選手が多い中、2年目の選手に開幕投手を任せていいのかは、ちょっと不安は残る。

 この日は、ケガから復帰した山口の復帰登板。結果は1回3被安打3失点とピリッとしない数字だが、同点タイムリーは完全にサード坂口のエラー。普通に守っていれば失点は無かったわけだし、そういう局面でも抑えるのがセットアッパーの役割と言われればそれまでだけど、それなりに順調と言えそう。

 逆に、坂口は開幕一軍に向け、最後のアピールの場であるはずなのに、試合を左右させる場面での痛恨のエラーは、印象が悪い。

 打線は3安打と開幕近くになって調子が下降気味なのが気になるが、村田の、「打った瞬間それと分かるホームラン」を観ることができたので、それなりに満足度の高い野球観戦になった。

2014年3月11日火曜日

日本のフォーチュンクッキー

 昨年の最大のヒット曲のタイトルでもお馴染みのフォーチュンクッキー。中華料理屋における食後のお菓子として知れ渡っているこのクッキーだが、本日ひょんなことから調べていたら、意外な事実が判明した。

 どう考えても中国のお菓子だと思っていたのだが、どうやら中国には存在しないとのこと。それどころか、これはもともとは辻占煎餅という、日本の北陸地方のお菓子が、その由来だとか。

 全然知らなかったのだが、一般知識の範囲なのだろうか。

2014年3月10日月曜日

シネマレビュー 「それでも夜は明ける」

 今年のアカデミー賞作品賞を受賞作、「12 YEARS A SLAVE」(邦題:それでも夜は明ける)は史実に基づいたノンフィクションだ。

 普通の生活をしていたソロモン・ノーサップ氏は、ある日突然誘拐され、そのまま12年間の奴隷生活を強いられることになる。当時の黒人の多くは、そのまま奴隷として一生を終えるのだが、目の前で様々な絶望的な事象が起きようとも、彼は決して諦めることなく、解放への道を模索する。数々の残酷な場面にも遭遇するが、それこそがアメリカの負の歴史であり、それを淡々と描いているからこそ、この映画が発しようとしているメッセージが伝わってくる。

 印象的だったのがカメラワーク。長時間、特に場面展開も無いのに、そのまま撮影し続けるシーンが多く出てきた。そこに静かに流れる時間こそが、現実を物語っているようにも思えた。

 いかにもアメリカ人が好きそうなテーマだし、アカデミー賞を受賞するのも頷けるのだが、この映画、日本人には理解が難しいかも。アメリカの歴史の教育を一通り受けていれば、理解度も深まるし、より考えさせられる映画だとも思った。

2014年3月9日日曜日

プロ野球観戦記 ~順調すぎる仕上がり~

 2014.3.8 オリックス×巨人@京セラドーム大阪
G 010 206 000│9
Bs 000 000 010│1

 今年最初のプロ野球観戦は京セラドームでのオープン戦。うまい具合に巨人戦にいくことができた。これまで使ってきたメガホンがボロボロになってきたので、今年は久しぶりに新しいメガホンを購入。久しぶりの巨人戦ということで、本来、持っていくべきオレンジタオルをユニフォームを忘れてしまったが、それは次回以降の反省点。もっとも、次回の巨人戦観戦がいつになるのか分からないけど。

 巨人の先発は菅野。5回無失点と、安定感抜群のピッチングを見せてくれた。2年目のジンクスの心配は無さそうだ。

 打線も坂本と村田に一発が出て、大満足の試合展開。話題のルーキー小林も2安打放ち、阿部との使い方で、いい意味で首脳陣の頭を悩ませてくれそうだ。

 二番手以降も、青木、西村、久保と本番と遜色のないリレー。久保はかつての輝きを取り戻すことができるのだろうか。

 オリックスで気になったのはルーキー吉田一。5回から登板で、5回は坂本、井端、長野の上位打線を三者凡退に抑えるも、続く6回にはメッタ打ちを食らっていた。いいものを持っていそうなだけに、今後に期待したい。

 ということで、今年最初の野球観戦終了。順調すぎて恐いぐらいの仕上がりだったが、この調子で、まずはスタートダッシュを決めてくれることを願いたい。

2014年3月2日日曜日

中日の応援から鳴り物が消えた

 プロ野球において鳴り物の応援を行うためには、NPBの認可が必要なのだが、ドラゴンズの応援団体は現時点でその認可を受けていないため、当面、ナゴヤドームのライトスタンドでの鳴り物応援ができないことになった。鳴り物応援については、賛否両論あるが、個人的には日本プロ野球における特徴であり、文化でもあり、切っても切り離せない要素だと思っているので、とても残念である。

 報道によると、前半戦はこの状況が続く可能性が高く、しかも、現行の応援団体の著作権の関係上、後半戦に鳴り物が復活しても応援歌は一掃される可能性もあるという。

 僕としては、むしろこっちの方が寂しい。慣れ親しんだ応援歌が変わると、応援にも力が入りにくい。

 実は、このように揉め事が原因で、応援歌が一掃される事象は、2000年代に入ってから、頻繁に発生している。2005年の阪神、2010年のロッテと、ほぼ5年周期で起こっているのである。そして今回の中日。

 90年代も93年に横浜が応援歌を一新したが、これはベイスターズにチームが生まれ変わって、そのタイミングで変えたもので、前向きな意味を持ったものだった。ところが2000年以降は揉め事が原因なので、ファンとしては納得しにくいだろう。

 今後、中日の件がどのように落ち着いていくのか分からないが、一日も早く従来の応援歌がナゴヤドームに響き渡る日が戻ってくることを祈るのみである。