2014年3月2日日曜日

中日の応援から鳴り物が消えた

 プロ野球において鳴り物の応援を行うためには、NPBの認可が必要なのだが、ドラゴンズの応援団体は現時点でその認可を受けていないため、当面、ナゴヤドームのライトスタンドでの鳴り物応援ができないことになった。鳴り物応援については、賛否両論あるが、個人的には日本プロ野球における特徴であり、文化でもあり、切っても切り離せない要素だと思っているので、とても残念である。

 報道によると、前半戦はこの状況が続く可能性が高く、しかも、現行の応援団体の著作権の関係上、後半戦に鳴り物が復活しても応援歌は一掃される可能性もあるという。

 僕としては、むしろこっちの方が寂しい。慣れ親しんだ応援歌が変わると、応援にも力が入りにくい。

 実は、このように揉め事が原因で、応援歌が一掃される事象は、2000年代に入ってから、頻繁に発生している。2005年の阪神、2010年のロッテと、ほぼ5年周期で起こっているのである。そして今回の中日。

 90年代も93年に横浜が応援歌を一新したが、これはベイスターズにチームが生まれ変わって、そのタイミングで変えたもので、前向きな意味を持ったものだった。ところが2000年以降は揉め事が原因なので、ファンとしては納得しにくいだろう。

 今後、中日の件がどのように落ち着いていくのか分からないが、一日も早く従来の応援歌がナゴヤドームに響き渡る日が戻ってくることを祈るのみである。

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