2014年7月21日月曜日

CDレビュー 久松史奈「サイバートレイン」

 久松史奈がライブ会場限定という珍しい形でニューシングルをリリースした。彼女にとってシングルのリリースは、イギリスから帰国後、初のことである。

 タイトル曲の「サイバートレイン」と、M2「Sonic」は、彼女が追い求めてきたブリティッシュロックそのもの。サウンドも歌詞も、とにかくロックンロールである。代表曲である「天使の休息」や「微笑みながら」のようなガールポップ時代を知るファンからすると違和感もあろうかと思うが、これが今の彼女の音楽。力強いサウンドだし、ライブに映える。

 M3「It's Never Too Late」は彼女にとっての震災復興支援ソング。その歌詞をしっかりと聴き込みたいのももちろんだが、こちらは音のつくりや歌い方が、20年前を思い起こさせるような点がある。今の史奈ももちろんカッコいいが、20年来のファンとしては、渡英前と繋がるようなサウンドを提供してもらえるのも、特別な嬉しさを感じるものである。

 せっかくなので、ジャケット写真をアップ。

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