2014年7月20日日曜日

CDレビュー Sotte Bosse「Beautiful Life」

 Sotte Bosseが4年ぶりにアルバムをリリースした。前作と同様に、カバー曲が中心の構成。

 フルアルバムとしては6枚目の作品となるのだが、初めて聴いた時のインパクトが凄すぎたため、徐々に新鮮味が薄れてきているのが正直なところ。

 それでも、ほぼ毎回カバーしているスピッツや、DREAMS COME TRUEといったお馴染みのミュージシャンに留まらず、RADWIMPSやSEKAI NO OWARIといった、新進気鋭のロックバンドをカバーしているのは、彼女の幅広さを感じさせるし、どの曲も原曲の雰囲気を消しすぎず、独自のほんわかとした世界観にまとめあげているのは、彼女のヴォーカリストとしての力を感じさせる。

 新たな発見は少ないので、もしかしたら、既に彼女のアルバムを既に所持している場合は、今作を改めて購入する必要はないかも知れない。でも、まだSotte Bosseの音楽に触れたことの無い人は是非とも手にとってもらいたい一枚だ。さまざまなJ-POPの楽曲がボサノバ風にアレンジされ、午後の陽だまりにピッタリのBGMがそこにある。

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