野手編に続き、セイバーメトリクスの投手編。
まずは、投手版のセイバーメトリクス代名詞のWHIP。1イニングあたりに許したランナーの数を表していて、1.0未満なら超一流。
1.サファテ0.68 2.マーティン0.74 3.菅野0.86 4.鍵谷0.88 5.和田0.89 6.吉田一0.91 7.中崎0.92 8.高橋(T)0.92 9.菊池(L)0.94 10.増田0.96 11.桑原0.99 12.山崎康1.01 13.岩嵜1.01 14.ジャクソン1.02 15.野田(L)1.02 16.岸1.03 17.モイネロ1.04 18.マシソン1.04 19.マイコラス1.04 20.五十嵐1.06
サファテが圧倒的な数字を残しているが、マーティンもそんなに負けていない。当然、1イニングを全力で投げるリリーフ投手が有利な指標だが、その中で3位に入ってくる菅野もズバ抜けた存在と言える。鍵谷や増田はそれほど活躍した印象は無かったが、実は凄かった。阪神の2位は、高橋・桑原の強力中継ぎ陣が支えていたこともよく分かる。
続いて年々注目を浴びているK/BB。見たとおりの算出式で、打たせて取るタイプの投手が評価されにくいため、個人的には日本のプロ野球には馴染みにくい指標だと思っているが、それでもすっかり定着しつつある指標でもある。
1.サファテ10.20 2.マイコラス8.13 3.秋山7.69 4.増井7.45 5.牧田7.00 6.山崎康6.46 7.桑原6.30 8.マーティン5.67 9.菅野5.52 10.ドリス5.00 11.森5.00 12.岸4.97 13.野上4.71 14.則本4.63 15.石山4.47 16.増田4.46 17.ハーマン4.46 18.菊池(L)4.43 19.マシソン4.39 20.嘉弥真4.27
ここでもサファテ。秋山の躍進に目が行くが、典型的な6回3失点投手だと思っていた野上がいい数字を残している。一皮剥けたか。石山も良い数字を残していて、来年も秋吉が不振なら、石山に抑えを任せてみるのも面白いかも。
最後は、最近注目を集めてきているので、今年から取り扱うLOB%。ほぼ残塁率と見ていい指標で、投手の粘り強さを表す。一般的に、70.0強が平均的な投手。
1.岩嵜92.2 2.福山91.8 3.石崎91.8 4.マーティン91.3 5.サファテ88.2 6.中崎87.6 7.五十嵐87.4 8.桑原86.8 9.増井86.7 10.松井裕86.2 11.今村85.2 12.又吉85.1 13.菅野85.0 14.吉田一85.0 15.酒居84.7 16.マシソン84.7 17.東浜84.5 18.内84.2 19.ジャクソン83.9 20.ヘルメン83.9
後半戦、阪神のリリーフ投手陣に割って入ってきた石崎がなかなか凄い。来シーズンはリリーフの柱になるか。WHIP同様にリリーフ投手が有利な指標だが、先発投手では菅野が1番良くて貫禄の結果。驚くべきは先発投手で2番目の数字を残している酒居。来シーズンは先発の柱に成長するかも。
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