2017年10月12日木曜日

セイバーメトリクス2017 野手編

 レギュラーシーズンが終了したので、恒例のセイバーメトリクス。今年は、詳しく見ていきたいので、野手と投手を分けて掲載する。まずは野手編。

 最初は、元祖セイバーメトリクスの出塁率。4割を超えれば一流と言われる。

 1.近藤.567 2.森.434 3.柳田.426 4.山川.420 5.吉田正.410 6.大谷.403 7.田中(C).398 8.秋山.398 9.丸.398 10.筒香.396 11.鳥谷.390 12.新井.398 13.鈴木(C).389 14.マギー.382 15.糸井.381 16.西川.378 17.宮崎.377 18.角中.375 19.松山.375 20.T-岡田.374

 驚異の打率4割でシーズン序盤の話題を掻っ攫った近藤が、.567といういまだかつて見たことのないような高出塁率を記録。逆に、シーズン終盤に猛打を振るった西武の森と山川も高い数字を残し、来シーズンは通年での活躍が求められる。昨年が凄すぎて今年は目立たなかった大谷もしっかり4割を残し、筒香・角中といった、今年は不調という印象だった選手もしっかり数字を残していた。

 続いて、セイバーメトリクスの代名詞ともいえるOPS。出塁率+長打率で計算され、10割を超えると超一流。

 1.近藤1.124 2.山川1.081 3.柳田1.016 4.大谷.942 5.鈴木(C).936 6.森.934 7.秋山.933 8.吉田正.928 9.マレーロ.925 10.松山.909 11.筒香.909 12.丸.903 13.エルドレッド.900 14.マギー.897 15.ゲレーロ.896 16.バティスタ.896 17.茂木.867 18.バレンティン.864 19.ロペス.863 20.T-岡田.862

 前半戦の近藤、後半戦の山川、通年の柳田と言ったところか。ここでも大谷が高い数値。すっかりケガ持ちの印象が定着した吉田正や、10万号で話題を集めたマレーロ、そして復活したT-岡田と、オリックス勢が上位を占めていて、投手陣が整備されれば、来シーズンはAクラスに入ってくるか。

 最後は足の速さを数値化したSPD。算出式はとても複雑だが、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点が多いと数値が上がり、7.00を超えると一流とされる。

 1.上田(S)7.66 2.源田7.38 3.岡6.94 4.福田(H)6.47 5.駿太6.28 6.西川6.10 7.今宮5.38 8.京田5.80 9.金子侑5.80 10.甲斐5.79 11.外崎5.73 12.森5.65 13.立岡5.58 14.荻野5.51 15.伊志嶺(M)5.43 16.安部5.42 17.細谷5.39 18.田中(C)5.36 19.加藤(M)5.26 20.木村文5.10

 何とヤクルトの上田が1位。経験を積むため、主力がケガで離脱したあとは山崎の起用が目立ったが、まだまだ上田の出番はありそう。昨年のブレイクから一転して今年は失速した岡も、この部門では結果を残し、新人王候補筆頭の源田・京田もそろって高い数値。意外にも、ロッテから荻野・伊志嶺・細谷・加藤の4選手が上位20人に入ったが、足を絡めた攻撃で上位進出とはならなかった。

 ちなみに、昨年の数値はこちらから。
 「セイバーメトリクス2016

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