2006年10月23日月曜日

1勝1敗のタイに 4番の一発が試合を決める

 日本シリーズ第2戦。日本ハムの徹底した送りバント攻撃が功を奏し、星を1勝1敗のタイに戻した。

 送りバントを2度も失敗した中日と、4回の送りバントを成功させた日本ハム。今日はここが勝敗を左右したように見えるが、スタジアムの雰囲気を変えたのは間違いなくセギノールのダメ押しとなる一発だった。

 この試合、ホームランは3発飛び出した。井端の同点アーチ。福留の勝ち越しアーチ。そして、1点勝ち越した状態で飛び出したセギノールのダメ押しアーチだ。

 ドラゴンズのホームランは、いずれもいわゆる殊勲打にあたる。よって、試合を決めると言う意味ではこの2発の方が意味あるものであるはずだ。

 しかし、セギノールの一発には、ドラゴンズの二本には感じなかった、球場を黙らせる迫力があった。おそらくこの一発はドラゴンズ選手へ精神的に大きなダメージを与えたに違いない。このような相手にダメージを与える一発は、4番にしか放つことができないホームランと言えるだろう。

 4番が打って、チームが勝つ。日本ハムはいい形で北海道に帰ることになった。戦前の予想通り戦力均衡の両チームだが、流れは僅かながら日本ハムに傾いたか。

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