2006年10月16日月曜日

日本シリーズ予想2006

 昨年、一昨年とパ・リーグは2位のチームが日本シリーズに進出したため、2003年のダイエーvs阪神以来の真の日本一決定戦となった今年の日本シリーズ。その行方を占う。

・戦力面
 しぶとくて小技の利く1、2番。勝負強さと長打力を兼ね備えたクリーンアップトリオ。安定感のある先発投手陣。分厚いリリーフ陣。固い二遊間の守備。そして鉄壁の外野守備。どこから見ても似た両チーム。唯一下位打線の厚みが、F木元が戦線離脱していることもありDに軍配が上がる気もするが、セの球場で9人制をとる場合は、Fはセギノールがファーストに入り小笠原がサードにまわるので、結局はあまり差が無い。戦力面では互角と見る。

 差があるとしたら経験の差。Fは何と言っても25年ぶりの優勝。さすがの田中幸も当時は現役ではなく、生え抜き選手でシリーズを経験している選手は居ない。主力では稲葉、岡島、中嶋が経験しているが、2年前にも優勝し、ウッズを除くほぼ全選手がシリーズを経験しているDとは、その経験の差は歴然だ。とはいえ、Fは新庄、森本を筆頭にお祭り野球で勝ちあがってきたチーム。経験の差が勝敗にどれほど影響してくるのかは全く読めない。

・直接対決
 今シーズンの直接対決の結果はFの4勝2敗。6試合の先発はDが川上、マルティネス、佐藤充、山本昌、朝倉、小笠原。Fがリー、ダルビッシュ、橋本、武田勝、ディアス、金村。このうち打ち込まれたのは、5 2/3回3失点の佐藤充と5回6失点の朝倉。朝倉はシリーズでの登板も予想されるだけに心配な材料だ。また、第2戦に先発が予想されているF八木を見せていないのはFにとって有利か。

・ラッキーボーイとアンラッキーボーイ
 昨年の日本シリーズ予想でも書いたが、短期決戦はラッキーボーイが出てくることと、アンラッキーボーイが出てこないことが重要となる。昨年で言うと今江の大爆発が記憶に新しいところだ。

 ラッキーボーイとなる可能性が高そうなのは、Fならもちろん新庄と森本。この二人は何かをやってくれそう。一方でDで注目なのは英智。この男も何かを持っている雰囲気がある。

 一方で、アンラッキーボーイになってしまいそうなのは、Fでは小笠原ではないか。オリンピック、WBCと大舞台の経験は豊富だが、その活躍ぶりは厳しいようだが可もなく不可もなくといったところ。ブレーキになってしまう可能性は大いにあると見る。一方でDでは特に見当たらない。勢いで勝ってきたチームではなくて、できることをできる範囲でしっかりやって勝ってきたチームなので、安定した野球を見せるだろう。

・ジンクス
 僕個人として、21世紀になってから、第6戦のチケットを入手した2001年、2002年、2005年シーズンは全て第5戦までにシリーズが終了し、逆にチケットを入手しなかったそれ以外の年は全て第7戦までもつれ込んでいる。今年はチケットを入手しないので、このジンクスどおりいけば今年はもつれることになる。

・総合予想
 楽天を除く現存する11球団では最も日本一から遠ざかっている中日と、2番目に遠ざかっている日本ハム。その意味でも似ている両チーム。接戦になるのは間違いないだろうし、おそらく第7戦でもつれ込むと思うが、第7戦は大接戦の末、勢いで勝る日本ハムが4勝3敗でシリーズを制すると予想する。

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