2008年10月27日月曜日

ポストシーズン考察

 相変わらず廃止されないクライマックスシリーズ。それどころか、毎年のようにルールが変わり、今年は1位通過チームにアドバンテージの1勝が与えられるなど、とにかくファン置き去りのこの制度。何とかならないものだろうか。

 とは言え、昨年もブログで書いたが、一度導入された制度が簡単に無くなるとも思えない。そこで、CS大反対という僕の考えはひとまず置いといて、CSの、更に広げてポストシーズンをどうしていけば、プロ野球界がもっと良い方向に進んでいくか。そんなことを考えてみたい。

 今年気になったのは、とにかくポストシーズンが長いということ。ちょっと前までは10月の第3週か第4週には日本シリーズが開催され10月中に公式戦は全て終了していたのに、今年は、アジアシリーズを含めると、全日程が終了するのは11月16日。レギュラーシーズンはパ・リーグは10月7日、セ・リーグでも10月12日に全日程が終了しており、実に1ヶ月以上もポストシーズンが続くことになる。これはいくら何でも長すぎだ。

 しかも、今年はドラフト会議が10月30日に開催される。来シーズンの戦力を整えるうえで大切なイベントであるドラフト会議が、日本シリーズに挑む2球団にとってはまだまだシーズンの戦いの最中であるこの時期に開催されるというのは、何とも違和感を覚える。本来なら、アジアシリーズが終わってから行われるべきものであろう。

 そして、これには改善の余地が充分にあると考えられる。パ・リーグのCSは10月11日に開幕しており、第1Sから第2Sまで中3日、第2Sから日本シリーズまでは実に中8日も空いている。セ・リーグも同様に中1日、中4日(いずれも最終戦までもつれ込むことが前提)となっており、セ・リーグの第1Sから第2Sまでのインターバル以外は、ハッキリ言って空きすぎだ。ここを詰めれば、少なくとも1週間程度はポストシーズンが短くなる。これぐらいの改善なら、すぐにできるはずだ。

 ペナント終了からクライマックスシリーズ、日本シリーズ、ドラフトと、流れよく、且つ、話題を欠かすことなく提供し続けてもらうことが、野球ファンにとって嬉しいことだろうし、NPBとしても一つ一つのイベントを単体で見るのではなくて、プロ野球界全体の流れの中で、いつどのようにやるべきなのか考えてもらいたい。

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