かつての上司の義父の方が書道をやっていて、その個展が開かれるということで招待を頂いたので、行ってきた。僕自身は習字をやっていたこともないし、書道に関わらず芸術全般に関心が無いので、行っても何も理解できないことは百も承知だったが、まあ行かないわけにもいかない。
単独で行くのは勇気が要りすぎだったので、同じく招待状をもらっていた知り合いを半ば強引に拉致。無理やりだったけど、その分、昼飯をおごったからいいよね?
で、その個展。予想通り、まず何をどう見ていいのか分からない。それでも解説してもらうと少しは書の心が理解できた気がするから、面白い。
印象的だったのは、まず墨にも幾つか種類があるということ。5種類ぐらいあるってことだったかな。そして、それは書く言葉によって使い分けていて、どう使い分けているのかということまでは聞けなかったが、きっと強い言葉は濃い墨で、柔らかい言葉は薄い墨で書くのだろう。
それ以上に印象的だったのが、文字の崩し方。おそらく基本的な崩し方があって、更に書く人の個性がそれに加わるのだろうけど、感じの成り立ちとしては象形文字のものが多く、その元の絵に近い形で崩している字が幾つかあった。絵に近い文字なので、書道のようでもあり絵画のようでもある。そのいわばコラボレーションのような趣きが何とも言えず思わず見入ってしまった。特に「龍」という字がかっこ良かったかな。
そんな感じで慣れない芸術鑑賞終了。自分から積極的に行くことは絶対に無いので、招待頂いたことにより貴重な経験ができたのは、とても良かった。
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