2013.2.24 オーストラリア×日本@京セラドーム大阪
JPN 222 302 030│10
AUS 003 000 000│3
どうにもこうにも気になるWBC。本戦は福岡と東京開催なので観戦に行けないが、壮行試合が大阪で開催されるということで、日曜日のナイター、しかも19時試合開始という過酷な条件の中、行ってきた。
先発は前田健。キャンプ時から調整遅れが心配されていたが、この日も、お世辞にもボールが走っているとは思えない。140Km/h出ることもあるが、投球フォームに躍動感が無く、かなり心配。
それでもコントロールがいいのか、投球術に長けているのか、2回までは何とか抑える。
迎えた3回。連続四球で1死1,2塁のピンチを招くと2番打者に大きなレフトフライを打たれる。ここで魅せたのはこの日レフトに入った角中。難しい打球を背走しながら見事キャッチ。タッチアップでランナーに進塁を許すが、捕ったことが素晴らしい。と同時に、客席からは、「G・Gだったら捕れなかったよねー」という声がチラホラ。やはり北京のあの落球の印象は野球ファンの記憶に強く残っている。
ピンチを脱したかと思われた場面だったが、続く打者に3ランを打たれ、内容的にも結果としても、前田健には不安が残ってしまった。
一方で前日の相川の一発でいろいろと吹っ切れたのか、打線は好調。初回に幸先よく内川のタイムリーで先制すると、逆転を許した直後の4回には、連打でランナーをためると、満塁から松井が走者一掃のスリーベース。見事、スタメン起用に応える。
二番手投手は澤村。前田健とは違って、こちらは明らかに球威が凄い。圧倒的な力でねじ伏せるかと思ったら、いきなり連打を食らう。コントロールが悪いのか、ピッチングが単調なのか、スタンドからはその当たりは分からなかったが、これが前田健と澤村の差か。
打線はその後も好調で、相手のエラーにも助けられたが、6回にも松井の2打席連続のタイムリーが飛び出すと、8回には坂本、内川、炭谷がヒットを重ね、ダメ押し。理想的な展開だった。
3番手以降、森福、攝津、今村、山口と繋いだが、特に良かったのが攝津。抜群のコントロールで1イニングを三者凡退で退けた。リリーフで使うのはもったいない。
ファンとして気になるのは、巨人勢に元気がないこと。特に阿部のバットから快音が聞こえてこない。もちろん、キャプテンでキャッチャーで4番という、とんでもない重責を担っているので仕方ないが、4番であるからには、やはり決める場面で決めて欲しい。
また、坂本も相変わらずイージーゴロをエラーするなど、精細を欠いていたが、それでも1番として起用されたこの試合で、3得点を記録。しっかりと1番の仕事をしていたのはさすがか。
何にしろ、ついに打線が目覚めた侍ジャパン。残る壮行試合で更にコンディションを整え、本線でもこの勢いで勝ち進んでもらいたい。
なお、この日は来場者全員に代表ユニフォームのレプリカがプレゼントされた。本戦のテレビ観戦時にはもちろん着用するつもりだし、シーズン中に球場に行く時も着て行こうかな。
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