2013年3月26日火曜日

CDレビュー 久松史奈「Creations」

 久松史奈が送り出すベスト盤三部作の最後を飾るのがこのアルバム。ライブ盤と日本復帰以降の楽曲によるベスト盤の2枚組である。

 特にDisc1のライブ版は聴き応えがある。と言うのも、選曲は渡英前のものと日本復帰以降のものがバランスよく収録されているのだが、ライブ盤ゆえに、アレンジは全てバンド編成。渡英前は打ち込みによるサウンドが印象的だったのだが、彼女が本当にやりたかったブリティッシュロックのアレンジで、かつてのヒット曲が生まれ変わり、楽曲に新たな魅力を与えている。特にM6「Maybe」はまるで別物だ。

 まだまだ地元のファンは史奈のことを忘れていないはず。そろそろ、名古屋のフェスに登場してくれないものだろうか。そして、ブリティッシュロックを名古屋の空に奏でて欲しい。

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