2022年7月26日火曜日

大谷のトレード噂話に思う

 今年のMLBトレードデッドラインは8月2日。色んな噂が飛び交っているが、そのうちの一つが大谷に関する噂。プロ野球の常識では、大谷をシーズン途中にトレードするなんて、万が一にも有り得ないことだが、メジャーでは充分にあり得る話。

・契約の残りは1年半であり、少なくとも今シーズンはポストシーズンへ進出する見込みが無い。
・契約期間終了後、契約延長の可能性が極めて低い。
・FAでチームを去るであろう1年半後までで、選手としてもっとも市場価値が高いのが今である可能性がある。

 この辺りが、いま大谷をトレードする理由だろうか。要するに、どうせ1年半後に何の対価も無く居なくなるのであれば、少なくとも今年は大谷と言う戦力を持って勝つ必要が無いのだし、大谷を放出して、代わりに今後5~6年に渡ってチームを支えてくれるであろう若手有望株を獲得しようって話である。

 ただ、噂は出ているものの、多分トレードされないと思う。というのも、来シーズンはまだ契約が残っているし、再びトラウトとレンドーンが万全の状態で戻ってくれば、充分にポストシーズンを狙える戦力が整うので、そのチームに大谷は必要だからである。

 とは言え、何が起こるか分からないのがトレードデッドライン。トレードされても何ら不思議ではない。どうせトレードされるのならということで、一人の記録マニアとして願いたいのは、トレード相手がアメリカン・リーグのチームであること。と言うのも、今シーズンの大谷には規定打席と規定投球回のダブル到達の可能性がある。これは、MVPとか、打撃タイトルとか二桁勝利&二桁本塁打とか、いろいろととんでもない記録を達成したり挑戦したりしている大谷だが、そのどんな記録よりもとんでもない快挙だと思うからだ。これは何としても達成してもらいたいところだが、ナショナル・リーグへ移籍すると達成は不可能になる。

 日本でも達成できなかった規定打席&規定投球回のダブル到達。この真の二刀流とも言える記録を達成するためにも、今シーズンはアメリカン・リーグから離れて欲しくないのである。

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