2025年8月7日木曜日

野球というスポーツはベースボールに統合されたと理解しよう

 どうしても受け入れがたい、セ・リーグのDH制導入。発表以降、野球ファンの友人と、この最悪のニュースをどう受け止めるべきか話をしていく中で、柔道がJU-DOという別のスポーツになってきているのに似ているというコメントがあり、まさにその通りだと思った。

 そもそも明治の時代にアメリカから伝来したベースボールは、徐々に日本人好みにスタイルを変えながら、野球と言うスポーツとして発展していった。ボブ・ホーナーが「地球のウラ側にもうひとつの違う野球があった」と言ったのがその象徴でもあり、ベースボールと野球は、基本的には同じスポーツだが、日本人好みに進化したのが野球なんだと思う。

 ところが、日本人選手のMLB進出、WBCの創設によりどんどんグローバル化は進み、しかしながら野球界における日本の発言力は弱い。前者によりベースボールと野球は同じものになっていく必要性が出てきていて、後者によりそれは双方が歩み寄るのではなく野球がベースボールに吸収されていくという道しか無いということなんだろう。

 その第一歩が、セ・リーグによるDH制採用。きっと今後は、ピッチクロック、延長タイブレーク、ベースサイズの拡大など、MLBが導入しているルールがどんどんプロ野球でも採用されていくのだろう。悲しいことだけど、そもそも野球と言うスポーツは2026年をもって無くなり、ベースボールに統合されると考えれば、受け入れるしか無いのだろう。 

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