野口みずき選手がベルリンマラソンで日本新記録を達成した。今回は記録を狙って挑戦し、見事成し遂げたということで、さすがの一言である。
しかし、いくら記録を狙うとはいえ、ちょっとやりすぎではないかと思うところもある。何人もついているペースメーカーに、給水ポイントでも代理のランナーが水を受け取り走りながら渡すことによりタイムロスを少しでも少なくするという配慮。ここまでして達成した記録ってそれほどの価値があるものだろうか?
かわって日本のプロ野球。藤川投手は本日の試合でも登板し、これで今シーズンの登板試合数が77試合となり、稲尾投手と菊地原投手が持つ、年間78試合登板にあと1試合と迫った。阪神はあと7試合を残しているため、記録達成はもちろん、更新も間違いないところだ。
しかし、これもどうだろう?8月下旬頃にこの記録がクローズアップされると、試合展開に関係なく藤川投手を投入する場面が散見されるようになった。つまり、記録を達成させるために、本来登板する必要の無い場面でも登板させていたのだ。こんなことをしてまで達成した記録って価値があるのだろうか?(2001年に菊地原投手が達成したときも同じようなことが議論されたが。)
マラソンはレースに勝つことが目的だし、野球は優勝すること(試合に勝つこと)が目的のはずだ。願わくば、記録は本来の目的を達成しようとしたときに副産物的に誕生するものであって欲しいと思う。
(もちろん、記録を達成すること自体が目的のスポーツの場合は違いますよ。)
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